コッツウォルズの歩き方⑲ヒドコート・マナー・ガーデン

チッピング・カムデンの高台に建つ館のこの広大な庭は、19世紀初頭に、植物収集家として知られるアメリカ人、ローレンス・ジョンストン少尉が40年の歳月を費やして完成させたもので、20世紀を代表するイングリッシュガーデンと賛えられている。

このガーデンの最大の特色は、それぞれの庭は部屋(アウトドア・ルーム)とみなされ、合計28もの独立した庭で構成されていることであろう。長さが200mもあるロングウオーク、赤い花のみのレッド・ガーデン、4匹の小鳥のトピアリーがシンボルのホワイト・ガーデンなどいずれも個性的である。

今朝方、バーンズリーハウスガーデンを見たときも感動したが、ガーデンの構図というか全体のイメージは、スケールこそ違っていても日本でも見ることが出来そうなものであった。しかし、この庭園は違う。初めて本場のイングリッシュガーデンを肌で感じたこの感動は筆舌に尽くし難い。

旅の初日で随分といろいろなところを訪れ、たっぷりと異国情緒を味わうことが出来た。陽はまだ高く時間的には何の心配もないが、少し疲れたので今日は早めに宿に入ることにしよう。今日の宿は初めて日本からインターネットで予約したB&Bだ。ブロードウエイにあるOlive Branch Guest Houseというメルヘンチックな名前のB&Bに向かう。

~つづく~

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