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月別アーカイブ: 2019年4月

追憶のオランダ(7)親切なお役人

オランダに赴任してすぐの頃、仕事の関係で、ある商品の欧州での登録方法について一般的な話を聞きたくてその管轄の役所を訪ねて行ったところ、下っ端の担当ではなくかなり上席と思われる人物が応対してくれました。こちらは概略の話だけ …

イラン追想(その4)政情不安の中トルコ出張を命ぜられる(下)

(上よりの続き) さて次の日、テヘラン・メヘラバード空港に向かう僕の旅行鞄には、数百本の紙テープがぎっしりと、しかし破損しないように丁寧に収められていた。当時オイルマネーの還流とも言われ、中東産油国のなかでもインフラや生 …

シンゴ旅日記インド編(その32)インド人の日本観の巻

インドの人と話していると日本を礼儀正しい国、美しい国、四民平等の国と見ているようです 特にビジネスマンは言葉では日本を異常に高く評価しています。 不良品の無い国、生産管理が行き届いている国、完璧な国のように言われます。 …

コッツウォルズの歩き方㉛~シャーロック・ホームズ博物館

1999年に、ツアーに頼らず自ら企画するイギリス自由旅行を敢行した「コッツウォルズ紀行」を掲載しましたが、実はこの旅行についてのいくつかのエピソードや感想があります。随分と昔の話で恐縮ですが、書きためたものをいくつか紹介 …

フランスあれこれ(7)垣間見た高齢者共同生活(フランス)

パリの東西両端に大きな公園があります。西は高級住宅街に隣接するブローニュの森で、緑豊かで高級感あふれる落ち着いた森です。東にはヴァンセンヌの森、極めて健康的で庶民的な森というより広大な公園があります。大きな湖が複数あり、 …

荻悦子詩集「樫の火」より~「比率」

比率   太くない幹があり 高くない所で ふたつに分かれる ふたつの枝が より細い枝に分かれ 若い緑の葉を茂らせている 白い花房がさわさわ揺れている その木の根元から幹へ 幹から枝へ 木が伸びる方向にそって 鉛 …

追憶のオランダ(6)クラーリンゲンのお化け屋敷

ロッテルダム市のほぼ中心のクラーリンゲンという地区に、今なお豊かな森の緑が残り満々と水をたたえたクラーリンゲンプラスという大きな池があります。その水は澄み切ってはいないが、かと言って混濁はしていない植物のタンニンが溶け出 …

イラン追想(その4)政情不安の中トルコ出張を命ぜられる(上)

予想もしていなかった非日常の事態が突如起こることがある。平穏で無事な生活が、ずっと未来永劫続くなどと思わないほうがよい。 もう40年近くになる。初めて赴任したイランでは、地方都市から始まった反政府運動が首都テヘランにも波 …

シンゴ旅日記インド編(その31)この国のかたちの巻

この国のかたちといっても、難しい話ではありません。 『国』という言葉の語源がサンスクリット語の『ヌガラ』『ナガラ』にあることを知りました。 昔の国の意味は王様の統治する範囲の土地、王都といったニュアンスだったのでしょう。 …

コッツウォルズの歩き方㉜~偶然見つけたアンティークショップ

1999年に、自ら企画、実行したイギリス自由旅行記「コッツウォルズの歩き方」を掲載しましたが、実はこの旅行についてのいくつかのエピソードや感想があります。随分と昔の話で恐縮ですが、書きためたものをいくつか紹介していきます …

「宮沢賢治」人気の秘密(7)

4)宮澤賢治記念館 宮澤賢治の没後50年を記念して花巻市により作られたもの。賢治の業績を多角的に分析、遺品の数々を展示している。新花巻駅に近い、胡四王山(ルビこしおうざん)に立つ。この山は、賢治が「経埋ムベキ山」とした3 …

荻悦子詩集「樫の火」より~「紫」

紫   自転車を折りたたんだ 硝子の水差しに水を満たした 人に伝えたいことを思いながら 何ということもない作業を重ねる 短い旋律が湧いてきた 丸く膨らんだ花 大きめの薊の花が色を失っていく 初めは冴えた紫だった …

追憶のオランダ(5)ロッテルダムマラソン

マラソンは今や世界中人気のある競技の一つで、いろいろな都市で大々的な国際マラソンが開催されるようになりました。そのなかでも毎年4月の週末にロンドン・ボストンと相前後して開催されるのがロッテルダムマラソンです。オランダは国 …

イラン追想(その3) 古代ペルシアの末裔――イラン

イランに赴任したのは、1977年、25歳のときだった。 当時、巨額の石油収入が雪崩を打つように中東産油国にもたらされていた。日本経済の尖兵として、オイルマネーの還流を実現すべく、中でも特に投資旺盛なイランには日本人ビジネ …

シンゴ旅日記インド編(その30)バンガロールの運転手さんの巻

バンガロールに一泊2日の出張をしました。 旅行代理店を通じて車とホテルを手配しました。 バンガロールの運転手さんの巻空港に出迎えてくれた運転手さんと2日間一緒でした。 この運転手さんは話好きの人でした。まずは夕方バンガロ …

コッツウォルズの歩き方㉚~インド料理を食べたかった!

1999年に、自ら企画、実行したイギリス自由旅行記「コッツウォルズの歩き方」を掲載しましたが、実はこの旅行についてのいくつかのエピソードや感想があります。随分と昔の話で恐縮ですが、書きためたものをいくつか紹介していきます …

「宮沢賢治」人気の秘密(6)

5.賢治の足跡を訪ねる この拙文を書くにあたり、私は花巻を2度訪ねた。最初は会社の友人、2度目は、この雑誌の三浦基弘編集長とである。2度の旅で訪ねた賢治ゆかりの地をご紹介したい。 1)岩手山 編集長と青森県との県境に近い …

荻悦子詩集「樫の火」より~「なつかしい人」

なつかしい人   散った花びらを握っている 乾いて褐色になり よじれたガーベラの花びら 綿毛の下に 細い種が付いている 一日一日を問い尽くし ほぐれた花びら 種との境にふわり冠毛を生やして 待っていた 鳥の柔毛 …

追憶のオランダ(4)蕗を採る話

おかしなことに、ただ日本を離れていると思うだけで、どういう訳か日本ではあまり好んで食べなかったものでも無性に食べてみたくなることがあるものです。私にとっては、蕗(フキ)もその一つでした。子どもの頃から、蕗はあの独特の匂い …

囲碁――ニューヨーク滞在記(2)

 平成20年4月10日(木) 快晴、暖かい [ウォーキング] センターから東にある国連に行くことにした。1番街を越して東方向へ歩いていくと行き止まりになった。これはいけないと1番街に戻ってから南に向かって10分ほどいくと …

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