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月別アーカイブ: 2019年10月

Hop step & jump! (ドイツの友人との別れ)

出会いも突然でしたが別れも突然でした。お付き合いも3か月程度だったかと思います。ある日彼が事務所に現れた時、真面目な相談をしたいので近くのカフェに行こうと言います。私もちょっと休憩という事で気楽にお付き合いしました。 彼 …

荻悦子詩集「時の娘」より「城」

城 風化が進行する高い城壁 ひと群れ 菊科と思われる草がとりつき 橙色の花を咲かせている 肋骨交夜穹窿 堅固な梁でドームを支え 高く より高く 鈍化への烈しい希求 絶対を求める精神は 血まみれの手を要求した 嫌悪 憎しみ …

追憶のオランダ(33)奇妙な地形-1

オランダの地図を見ていると奇妙な地形があることに気付きます。10万分の1の縮尺の地図であれば、それははっきりと分かります。そこは水であることを示す青色で塗られていて、○○Meer(メーア), △△Plas(プラス)と 書 …

イラン追想(その29)テヘランの思い出(16)

機上から見たイスタンブールの町はカラフルで、イランの風景とは異なっていました。 特に、屋根の形状が三角形で、切妻であることが印象的でした。雨の少ないイランでは、ほとんどの建物の屋根がまっ平で灰色だったのです。 しかし、私 …

末っ子十男 命名の怪

私は農家の十男。きょうだい全11人の末っ子。長女が生まれて以来、男が十人、私はそのトリ。今なら「テレビ番組の大家族特番」だ。姉兄とは母親父親ほど年齢が離れており、すでに上8人は黄泉に旅立った。 進学時の申請書や会話の時に …

シンゴ旅日記インド編(その56)寅さん 天竺を語るの巻

お兄ぃさん、ちょっと声をかけさせてもらってよろしゅうござんすか。 さっきからお見受けしていますと、こんな飲み屋の食いモンを旨そうに食べておられますが、そんなに旨いもんでございますかね?えっ、久しぶりの日本の飲み屋なんで、 …

新加坡回忆录(15)映画

シンガポールはよく文化のない国といわれます。文化のない国などあるはずがない、大なり小なりあるはずだと反論する方もおられるでしょう。考えてみるとどちらも正しい一面があります。要は、何をもって文化と定義するかの問題です。 た …

ラグビーW杯考

日本対スコットランド 日本リードしてノーサイドまでの残り30分が数十時間に思えるほど長―く感じました。「たかが30分、されど30分」、残り1分ではゲームよりタイムばかり見ていた感じ。時間の尊さを忘れていたこと十二分に気づ …

短歌三首(安藤早苗)令和元年10月

安藤早苗さんの新しい短歌を紹介します。 1+

パリの地下道探訪(ドイツの友人との出会い)

半世紀を超す昔の思い出です。パリの事務所に突然現れたドイツ人、有名なドイツの機械メーカーのパリ事務所の青年です。私達のパリ事務所には機械部門がなかったのでたまたま私が応対した次第です。丁度同じくらいの年齢、駐在と言っても …

荻悦子詩集「時の娘」より「湖」

湖 160年あまりも昔 ひとりの詩人が 湖を眺めにかよったという丘の上 記念碑のそばに座ると 黄色い野の花がそよぐ草原の先に 浮かびあがる湖 鈍い灰青色の湖面 ぽつりぽつりと小舟の帆 突風に襲われた病身の女性を 救った青 …

追憶のオランダ(32)KLMのおまけ

オランダのナショナル・フラッグ・キャリアのことを日本ではKLMオランダ航空と呼んでいますが、KLMの正式名称 Koninklijke Luchtvaart Maatschappij にはオランダという国名はついていません …

イラン追想(その28)テヘランの思い出(15)

当時、国際電話をかけるには非常に高い費用がかかることからよほどの緊急時に限られ、テレックスが国際通信の手段として広く使用されていました。 アルファベットや数字、記号などが紙テープに開けられた穴の組み合わせで表されるように …

シンゴ旅日記インド編(その55)インド駐在員の話の巻

昨年の正式赴任前にインドに出張し日系企業のお客様にご挨拶して回りました。 その時に駐在員の皆さんからお聞きした話です。 こちらからの質問は単身赴任なので次のようなものでした。 『食事はどうしているか?』 『掃除はどうして …

新加坡回忆录(14)半袖スーツ

シンガポールは赤道直下の熱帯の国です。その暑さは半端ないものなので、服装は当然それに合わせたものになります。休日ならTシャツに短パンで充分で衣装入らずということもできますが、それが却って、ファッションを楽しむことができな …

囲碁ーーニューヨーク滞在記(12)

平成20年4月22日(火)晴れ、気持ちのよい朝が戻ってきた [ウォーキング] ブルックリン橋の橋脚のたもとに立って見上げる。この巨大な橋が江戸末期の日本では攘夷だ開国だと大騒ぎをしている時代に作られたということは、その当 …

荻悦子詩集「時の娘」より「白馬」

白馬 内海の白浜を 疾走する白馬 ざわめき揺れあがる おまえの豊かなたて髪は 波よりも優美な白銀の流れ 砕ける波頭よりも繊細な 瞬時のきらめき カマルグの原野 潮のさす沼地に戻れば おまえの仲間とともに 闘牛の牛たちも放 …

追憶のオランダ(31)セントラルヒーティング

オランダの冬は、確かに寒い。雪は少ないが、そこらじゅうカチンカチンに凍る寒さ。でも、家の中ではとても快適に過ごせます。というのも、殆どの住宅では窓はすべて二重ガラスの窓になっていて、窓が大きい割には熱が逃げにくい造りにな …

イラン追想(その27)テヘランの思い出(14)

1978年のある日、私は上司の部屋に来るように言われました。 そこで告げられたことは、次の朝イスタンブールに飛ぶようにとの出張命令でした。 その理由は、市内で興っている騒乱や混乱のために、通信回線が中断されたためというも …

シンゴ旅日記インド編(その54)インドの免許証の巻

インドはご存知のようにモーターライゼイーションの真っ最中です。 でもルール・マナーは今ひとつです。自動車の前座席に座るとそれが分かります。 はっきり言って怖いです。映画の「『スター・ウォーズ』の戦闘シーンそのものです。 …

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