シンゴのきになる話
シンゴのきになる話㊶ インドの生け花師匠の巻(その4)
次は私が手入れをする前(上段)と手を入れたあとの生け花(下段)です。 また、花の容れ物に話は戻ります。 ペットボトルを捨てるときに、容積を減らそうとしてねじったり、押し付けたりすると、微妙な造形ができます。私にはなぜかそ […]
シンゴのきになる話㊵ インドの生け花師匠の巻(その3)
また、私は大きな花瓶に飽きたので、自分のアパートから空になったペットボトルを何種類か持ってきて、上部を切断して花瓶代わりに使うようにしました。その方が好きな高さに調節できるのです。 中には、大きなペットボトルをカッターナ […]
シンゴのきになる話㊴ インドの生け花師匠の巻(その2)
そのうちに私の部屋の花差しがペットボトルからガラス製の花瓶に代わりました。 それは大きな胴体に細く長い口のついているものでした。 私は子供のころに、母から生け花のポイントは三角形を描くことだと聞いたことがありました。 そ […]
シンゴのきになる話㊳ インドの生け花師匠の巻(その1)
こんどのお話は私がかつてインドで勤務していたときのことです。 勤務していた工場の事務所の壁は、まるで病院のように白一色で殺風景なのでした。私のオフィスも壁は白一色で、なにか落ち着きませんでした。 それで、私は工場の花壇に […]
シンゴのきになる話㊲ ギリシャ神話アポロンの巻(その7)
えっ、ボードを持っている方、なんですか? えっ、ボードの裏にダフネは沈丁花(じんちょうげ)の学名と書いてあるってですか。 ダフネですか、ちょっと先ほどから間が空いてしまいましたね。 すみません、そいじゃあ、ついでにそのボ […]
シンゴのきになる話㊱ ギリシャ神話アポロンの巻(その6)
アポロンにはほかにも糸杉になった青年の話もあります。 エーゲ海のある島に住んでいたキュパリッソスもアポロンに愛された青年のひとりでございました。 その青年は一頭の牡鹿を可愛がっていたのでございますが、ある夏の日に自分が投 […]
シンゴのきになる話㉟ ギリシャ神話アポロンの巻(その5)
アポロンには相手が植物になるお話しがまだあります。 あのヒヤシンスもアポロンが愛した美少年ヒャ、ヒュ、ヒョ、あ~あ、弟子が完全に夢の中でございます。すみません、隣のかた、何度もすみません。弟子の足もとに落ちておりますボー […]
シンゴのきになる話㉞ ギリシャ神話アポロンの巻(その4)
ダフネはまだ男女の恋などを知らず、森の中を駆け巡るのが好きな乙女でございました。 そして河の神である父の命じる門限の時間もきちんと守る可愛い娘でございました。 さて、エロスの黄金の矢を胸に受けましたアポロンは森の中でダプ […]
シンゴのきになる話㉝ ギリシャ神話アポロンの巻(その3)
日本の神話で、田道間守(たじまもり)が垂仁天皇(第11代)の命により不老不死の果物を求めて常世の国に行き、天皇亡き後、橘を持ち帰って日本で橘を広めたという話に似ていますね。 えっ、似ていないって。さて、月桂樹はアポロンの […]
シンゴのきになる話㉜ ギリシャ神話アポロンの巻(その2)
え~、オリンピックと言えばその発祥の地は古代のギリシャでございます。 古代のギリシャには四つ競技大会がございました。それはオリュンピア大祭、ネメア―大祭、イストモス大祭、そして、ピューティア大祭でございます。はい、よく言 […]
シンゴのきになる話㉛ ギリシャ神話アポロンの巻(その1)
♬お囃子~ (落語の師匠、天竺亭シンゴ之助が登場) え~、毎度お話を聞いていただき、厚くおん礼申しあげます。 さて、あと2年もしますてぇと東京オリンピックがやってまいりますネ。 東京オリンピックと言えば、この前の東京オリ […]
シンゴのきになる話㉚ 散歩していて気になる話の巻(その15)
ガンジーさんが糸車を引く写真をよく見ますが、これは英国から安い綿製品が入って来てインドの人たちが糸を紡ぐことをしなくなったので、自らが糸車を持ち出して紡いで英国の植民地政策に反対する姿勢を表したものです。塩の専売に抗議し […]
シンゴのきになる話㉙ 散歩していて気になる話の巻(その14)
インドではお祈りの儀式(プジャ)の時にはバナナを根元から切り、それをお祈りする場所に立て掛けてました。 インドネシアではワヤンクリット(影絵芝居)の使い手が投影するスクリーンの下に横たえたバナナの太い茎に映し出す人形を差 […]
シンゴのきになる話㉘ 散歩していて気になる話の巻(その13)
インドのマハラシュトラ州は綿の産地でもあるのです。 州都ムンバイはその集積地として昔から栄えていました。 私はインド更紗の生地を日本の家族や親せきのお土産にしようとお店に行くと、いろんな柄の生地を売っていました。その中に […]
シンゴのきになる話㉗ 散歩していて気になる話の巻(その12)
かつてインドのマハラシュトラ州のプネに私が赴任した時期は、ちょうど4月でした。 朝から道路側の屋台でマンゴーを並べて売っている風景に出合い、インドでもマンゴーが取れるのだと思いました。 そして、赴任してすぐにプネより南の […]
シンゴのきになる話㉖ 散歩していて気になる話の巻(その11)
マンゴーの生っている木を見ながらその近くを歩くと、タイ駐在時代のゴルフ場を思い出します。 キャディーがまだ青いマンゴーの千切りにしたものを塩胡椒で食べていたことや、日差しが強いので私は木陰で立っていたら赤いアリに噛まれた […]
シンゴのきになる話㉕ 散歩していて気になる話の巻(その10)
住宅地を散歩していますと家々の庭先に生っている南洋の果物に目が惹かれます。 果物と書きましたが、バナナ、パパイヤ、パイナップル、マンゴーは本当に果物なのでしょうか? で、果物と野菜の違いは何かなと自問し、夫婦漫才的に答え […]
シンゴのきになる話㉔ 散歩していて気になる話の巻(その9)
このパンノキの仲間に世界最大の果物と言われるジャック・フルーツ(インドネシア名はナンカ)があります。和名はパラミツ(波羅蜜)です。パンノキとの対比され長実パンの木(ながみぱんのき)とも呼ばれます。パラミツの木材は建材、家 […]
シンゴのきになる話㉓ 散歩していて気になる話の巻(その8)
散歩中に大きな木を見上げていたら、警備員が近づいて来て「何をしているのか」と聞いてきました。私は「この木は何というのか、生っている実は食べられるのですか」と聞きました。 彼は「この木の名前はポホン・ティンべルです」と親切 […]
シンゴのきになる話㉒ 散歩していて気になる話の巻(その7)
散歩をしながら草木を眺めて楽しんでいます。 そして、人に出合い挨拶したりすると、みな気さくにお話しをしてくれるのです。 ある朝、散歩していると住宅地の道路にオードバイを止め、その側で何か紙に記入している人がいたので、「お […]