手拭いの暖簾

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手拭いの暖簾(18―番外編)鶴 コメントに対する作者からのお返事

一年を通じてのタンチョウの営みはその日その時が観光シーズンなのですね。いつの日かもう一度丹頂に会えれば、会いたいという思いの叶う事を願っています。 どうかお元気で活動をお続けになられますように祈っております。 AZ &n […]

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手拭いの暖簾(18)鶴

深々と降りしきる雪の中でひっそりと翼を休めて横一列に並ぶ鶴。 降り積もる雪に厳寒の厳しさが感じられます。 その中で肩を寄せ合い労わりあっているような赤い可愛い目。この目に見つめられて私も寒い冬を乗り越えられたのかも知れま […]

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手拭いの暖簾(17)猫・おかめとひょっとこ

大判の絵手拭い一杯に背伸びをしている猫。何ともユーモラスな簡素な表情です。 お正月が過ぎて戸外は寒空、堀こたつに入ってほっこりボンヤリと時を過ごしている時期があります。 夕方に近づいて、さあ、夕食の準備をしなければと自分 […]

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手拭いの暖簾(16)梅

うぐいす色の地に白く染め抜かれた小梅、蕾は雪のごとく飛び散り、木にはひっそりと鶯がとまっています。 素朴なほんわかとした一枚です。 もう一枚は古代紫地に大きな梅の花がくっついたり離れたり。でも二つとして同じものはありませ […]

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手拭いの暖簾(15)花火

夏の風物詩、花火。 コロナの影響で今夏(2020・令2)は残念ながら全国的に中止されました。その代わりに全国124地点で日時を公表せずに打ち上げられることになっていました。 中野島は7月25日8時。ドーンというものすごい […]

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手拭いの暖簾(14)網干と網代

夏の季節に網干(あぼし)と網代(あじろ)の日本の文様。 網干は漁に使用する投網を三角錐の形に干している様子を表現しています。波・葦・船・鳥等と共に使われます。この手拭いは千鳥です。 網代も籠文と同じく伝統的な日本の文様で […]

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手拭いの暖簾(13)お正月3

鶴と松をデザイン化した絵手拭い。 本来は同じシリーズで1月から12月までありました。 出会ったのは大手町のビルの中のブティックでした。手ぬぐい屋というよりしゃれたブティック。 地下鉄の乗り換えに一度改札口を出てビルの中を […]

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手拭いの暖簾(12)お正月2

干支のペアの吊り下げ。 一つは行く年くる年で寅と卯。翌年は卯と辰。もう一つは両親の干支 寅と辰。 ちょっといい感じに吊ることが出来て満足でした。ある時元気いっぱいのうさぎの絵手拭いを見つけました。 「竺仙」の手ぬぐいは愛 […]

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手拭いの暖簾(11)お正月1

寅・卯・辰 3枚の干支のシリーズ。 この頃出光美術館の展覧会をよく見に行っていました。西洋美術を見歩くことが多かったのですがふと自分は日本人。日本の素晴らしい美術品が日本にはなく世界各地の美術館に分散されています。 そし […]

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手拭いの暖簾(10)クリスマス 2

もみの木とトナカイを引くサンタクロースが横一列、上下に並んでいます。 もう一枚はクリスマスグッズが一杯、いっぱい。 この2枚にサンタの国フィンランドが想像されヨーロッパのクリスマスのようです。 ヘルシンキは11月に入ると […]

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手拭いの暖簾(9)クリスマス 1

クリスマスツリーとミニボックスのプレゼント。 クリスマスツリーにはローソクがほのかに灯り 横には茶色の格子戸があります。 何となく日本の家庭の感じがします。 家族が集まってツリーを囲んで クリスマスパーテイ―を楽しんでい […]

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手拭いの暖簾(8)金魚

ずっと昔のお話をします。昭和20年後半から30年代にかけてのことです。 日本で一番長い大阪天神橋筋商店街。1丁目から6丁目までだんだんに賑やかになっていきます。7丁目・8丁目は住宅街。9丁目もあったように記憶していますが […]

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手拭いの暖簾(7)ほおずき

老舗の旅館の女将さんはそれぞれの場所に見合った花を活け、季節に合わせて書画骨董を飾る。それが仕事の一部だと聞いたことがあります。季節は一週間の先取り。お客の人数や年齢、旅の目的その他さまざまな状況を判断して少しでもくつろ […]

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手拭いの暖簾(6)蛍-II

3年前の5月20日過ぎに石垣島へ行く機会がありました。 現地の方の案内で蛍狩りに出かけました。小高い丘の上の公園の駐車場で先ずは腹ごしらえ!持って行ったお弁当でデイナーピクニック! それからなだらかな遊歩道をかなり歩いて […]

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手拭いの暖簾(5)蛍-I

公園も緑の木々も少ない大阪の町の中で私は生まれ育ちました。 昆虫や植物には縁の少ない子供時代でした。今ほど充実した動植物図鑑はなく名前は薄っぺらな図鑑で見付けて知るのでした。 そのような訳で蛍を見たのはつい10年余り前の […]

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手拭いの暖簾(4)長雨と雨蛙

空から地面へと降る雨。縦の真っ直ぐな何本もの線が藍色の3色のグラデーションで染まっています。梅雨に毎日シトシトと降る憂鬱な雨を連想させます。   もう一つは青緑の雨蛙がピョンピョンと飛び跳ねている躍動感。 静と […]

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手拭いの暖簾(3)あやめ

この図柄は“あやめ”でいいのでしょうか? 「いずれアヤメかカキツバタ!」などと区別がつかない時にいう言葉もあります。 菖蒲も、 菖蒲というものはなくて花菖蒲が正式名称だと聞いたように思います。西洋種のアイリスもあります。 […]

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手拭いの暖簾(2)藍染め

藍染めの手拭いに巡り合った経緯をお話します。 ハイムのひろば 2020年4月3日の蚕影山(こかげさん)信仰の投稿記事がありました。 生田緑地の民家園に養蚕の神様の年に一度の御開帳があり祠も開かれているという。この変化の多 […]

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手拭いの暖簾(1)出会い

ハイムにお住まいのAZさんから寄稿いただきました、「手拭いの暖簾」をシリーズでお送りします。 不定期ながら、隔週ペースで掲載の予定です。どうぞお楽しみ下さい。 ****************************** […]

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