追憶のオランダ

宮川直遠
追憶のオランダ(6)クラーリンゲンのお化け屋敷

ロッテルダム市のほぼ中心のクラーリンゲンという地区に、今なお豊かな森の緑が残り満々と水をたたえたクラーリンゲンプラスという大きな池があります。その水は澄み切ってはいないが、かと言って混濁はしていない植物のタンニンが溶け出 […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(5)ロッテルダムマラソン

マラソンは今や世界中人気のある競技の一つで、いろいろな都市で大々的な国際マラソンが開催されるようになりました。そのなかでも毎年4月の週末にロンドン・ボストンと相前後して開催されるのがロッテルダムマラソンです。オランダは国 […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(4)蕗を採る話

おかしなことに、ただ日本を離れていると思うだけで、どういう訳か日本ではあまり好んで食べなかったものでも無性に食べてみたくなることがあるものです。私にとっては、蕗(フキ)もその一つでした。子どもの頃から、蕗はあの独特の匂い […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(3)腐った牛乳

オランダで生活を始めた当初、牛乳でちょっと困ったことがありました。近所のスーパーで他の食料品と一緒にパック入りの牛乳を2銘柄、初めて買った時のことです。 牛乳は0.5リットルとか1リットルの紙パックで売られていて、日本と […]

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宮川直遠
追憶のオランダ (2)中華料理?それともインドネシア料理?

中華料理だけは世界の果てに行っても食べられる。もちろんオランダでも中華料理は食べられます。しかし、中華料理といってもちょっと違うのです。もちろん、本格的な中華料理のレストランもあるにはありますが、オランダでは大体「インド […]

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宮川直遠
追憶のオランダ (1)実質本位の国

皆さん、再びオランダの話題で恐縮です。 私がオランダ勤務を終えて帰国したのは1998年ですから、もう20年以上昔のことになります。オランダという国は非常に保守的な面もあると同時に、結構大胆に新しいものにチャレンジする精神 […]

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宮川直遠
追憶のオランダ(86)幻のゴリラ

これは1995年当時の話で、まだ少し生々し過ぎて書くのを少し憚られ、「オランダ点描」には書けなかった話です。2018年の今、時効でもないですがやっと今ならよかろうと思い、当時を思い出して書くことにしたものです。 1995 […]

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