井口睦康

井口睦康
応仁の乱とそれが残したもの(随想)

今から9年前の2008年、紫式部の源氏物語、千年紀で京都を中心にブームとなったが、昨今応仁の乱で全国的に静かに盛り上がりを見せている。室町時代は不人気とされるが、中世史研究家の呉座勇一さんの「応仁の乱」(中公新書)は30 […]

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井口睦康
私の好きな仏像 (3)

4.渡岸寺(向源寺)十一面観音立像(国宝) 渡岸寺は琵琶湖東部、観音の里にある56寺のうちの一寺である。京都の御所・比叡山を結ぶ直線の延長線にあり、御所の鬼門の守り寺である。 この観音像は美しさに全て集約される。天平時代 […]

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井口睦康
私の好きな仏像 (2)

1.法界寺 阿弥陀如来坐像(国宝) 平等院の阿弥陀如来と甲乙付け難いという定朝様式の藤原時代の代表的仏像である。 寄せ木造り漆箔、八角九重の蓮華座に鎮座している。 法界寺は京都山科の日野にあるが、観光寺ではないので参拝者 […]

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井口睦康
私の好きな仏像 (1)

私が仏像に関心を持つ契機はこんな事からである。 今から35年位前、学生時代の友人と年2~3回飲み会をやっていた。ある時K君が京都の祇園に知っているお茶屋があるので舞妓さんを呼んで…という事になり京都観光旅行が始まった。最 […]

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