シニアでこそのデジタルライフ7~LINE

今回のおすすめは、今やもう知らない人がいないであろうほど有名なLINEです。LINEとはお互いが認め合って登録しておけば、スマホやパソコン経由で通信できるアプリです。最大の特徴は、通常の電子メールと違い、相手のアドレスやタイトルなどの入力が不要で、いきなり本文で連絡(トーク)し合えることです。

LINEでは、個人対個人で通信できるほかに、グループを作成して複数人で会話を共有しながら利用することもできます。お互い誰がいつどのような発言をしたがが即座にわかるので、会って話しているように会話を楽しむことができます。

私の友人のLINEグループの利用例を紹介しましょう。まずは学生時代のクラブ活動メンバーのグループ。卒業後、何度か一緒に旅行したことはあっても普段は遠く離れているのでなかなか会話ができません。ところが、このLINEグループを作って以降は、毎日誰かが何かを発言し、それに対して別の人が答えるというふうに楽しんでいます。

話題はその日の天気から始まり、育てている花や野菜の写真を撮って送ったり、孫と遊んだ話をしたりといろいろです。闘病の話があれば役立つ情報を提供したり、励まし合ったりして、まるで面と向かって話しているような感じです。50年前の学生時代の面影も蘇りつつ楽しんでいます。

一方、故郷つながりの例です。小学校、中学校、高校まで一緒に故郷で過ごした者同士が社会人となって都会に出てから長い間離れ離れでした。親御さんが元気なうちはたまの帰省で再会することもありますが、親がいなくなったり実家がなくなったりで次第に足が遠のいていきました。

ひとたびLINEグループを作ると、最初はどんなものかと興味本位での参加でしたが、そのうち過去の思い出話に花が咲いたり、今変わりつつある故郷の様子を聞いたりと思ったより楽しいことがわかりました。それ以降は、ふと思うことがある度に何でも書きこむようになりました。

特に、歳を重ねてから体の不調について独りで悩んでいたことを書き送ると、私も僕もとそれぞれの経験談を話してくれます。おかげで自分一人ではないんだとわかり励みになります。これも子供のころからよく知っている気の置けない友だからこそ恥ずかしがらずにできることです。

全国各地に散らばった竹馬の友や同窓生・同級生がLINEグループでしっかり繋がって、日々四方山話に花が咲いています。たまたまこのグループは私が作ったものだったのですが、よく作ってくれたと今だに感謝されています。

以上はうまく利用している好例ですが、グループに参加するメンバーの選定が重要なポイントとなります。LINEに限らず普通の近所付き合い、井戸端会議でも人間関係は難しいものであることは言うまでもありません。万が一トラブルがある時は、登録の解除、参加の拒否、グループの削除などができます。

平均寿命が延びて高齢者が元気なのはいいことですが、一方で最近、一人暮らし老人の孤独死のニュースもよく聞きます。社会との繋がりを保っていればそんなことも少くなるのではないでしょうか。そのためのツールとしてLINEの利用はとても有効だと思います。元々信頼できるグループ内での対話ツールなので、よくあるネットでの誹謗中傷などの問題とは無縁のものです。

若者は未来について語り、高齢者は思い出を語るものです。友人と毎日のように話ができるのは嬉しいことです。こうして人と繋がることで社会と繋がり、精神的にも健康になると思います。


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