笑説「ハイムのひろば」46~ハイムの影の力「「緑の環境委員会」

「緑の環境委員会」は、「新多摩川ハイム管理組合諸規定」で定められた新多摩川ハイム理事会の下部組織です。現在、委員長以下7名のメンバーと環境担当理事で構成されており、毎月第二火曜日に定例ミーティングを行なっています。

「緑の環境委員会」は、花と緑を通してハイムの住環境を少しでもよくするために必要なことを企画推進し、このハイムを住民だけでなく周辺住民にとっても潤いのある空間にするよう努めています。

具体的には、外周部分も含めハイム内にあるすべての樹木(*)について以下のような維持管理作業(造園業者との契約による)を行っています。一部植栽環境の改良工事なども適宜行います。
―定期剪定(枝打ち・刈込み)
―枯木・枯枝・実生の雑木等の伐採除去
―補植(枯れた樹木の後に植え直す)
―施肥(肥料散布)
―消毒(殺虫剤散布・病害虫の駆除)
―樹木の保護(支柱・ロープ柵等の設置・一部雑草の除去など)
―灌水(水遣り)
さらに、日々の活動を通して、樹木に関する専門的知識を蓄積していくことも役割の一つです。

樹木の種類 約90種 (2022年 年初現在)
内訳 高木 400本以上
低木 1,800㎡
生垣 1,500m

ハイム住民の日々の暮らしにこれほど関係の深い「緑の環境委員会」の活動の詳細が意外と知られていなかったのは、以前は、広報活動がなかったからでしょう。ホームページ「ハイムのひろば」が2018年4月にリニューアル・オープンした時、西野がつくり隊の活動として次に取り組むべきは「緑の環境委員会」だと思っていました。

旧サイトではこのような情報はほとんどなかったので、まず「ハイムのひろば」の中に「緑の環境員会」というカテゴリーを作りました。関蓮情報はここに収めることにして、植栽の計画や実施の情報などを提供してもらい少しずつ掲載を始めました。しかし、現実は厳しくなかなか進まず暫くは忸怩たる思いでいました。

状況が好転したきっかけは、4月~5月に実施したフォトコンテストでした。このコンテストに応募してたまたま優勝したのが当時、緑の環境委員会の委員をしていた宮下直近(現委員長)でした。西野がこの人物に会ったのはこの時が初めてで、委員会の活動についても殆ど知りませんでした。この時、宮下がハイムの樹木を毎日見て廻り点検していることを知りました。

他の記事でも書きましたが、この時にも新しい人との出会いがつくる会の活動の新しい展開に繋がりました。西野は宮下と出会って以降、緑の環境委員会についての広報をどのように進めるのがよいかを考えました。その結果生まれたのが新たに専用のサイトを作ることでした。

新たにサイトを作る時に最も重要な要素はそのサイトの管理人として相応しい人がいるかどうかです。サイト自体の構築はつくり隊でやればよいのですが、問題はスタートした後そのサイトが持続できるかどうかです。つまり、責任を持ってサイトを維持・管理してくれる人を見つけることが先決でした。

西野はある意味で賭けに出たのです。とにかく作ってみよう、取り敢えず概略を作りそれを宮下に見てもらってこちらの希望を伝えました。宮下の返事は、「どこまでできるかどうかわかりませんが、やってみましょう」ということでした。この時、宮下にとってホームページ運営の経験は皆無でしたのでこの返事はもっともでした。

以後、宮下のこの控えめな発言からは想像できない地道な活動が続きました。毎日ハイムを一周して樹木を見て廻るのはこれまでと変わらないことですが、今度は、そこかしこで見た様子をホームページに記録することが加わりました。

・「○○号棟の北側のXXは、葉っぱが虫に食われて大きな穴が開いている」
・「台風により、○○号棟南のXX木が倒れた」

などなど、どれも写真付きで報告されるようになりました。これによって、こんなにも細かくハイムの樹木を点検してくれていたのかと初めて知った方も多かったのではないでしょうか。

その後、ハイムにある樹木全部について詳細を調べ樹木一覧表を作成し、樹木マップも作成しました。更に、木の実について(実のある話)、クイズ(クイズ何の木)、害虫についてなどにも展開を見せ、コンテンツは充実したものになっていきました。

こうした地道な活動の日々が2年続きましたが、その間の閲覧数は、およそ12PV~32PV/日でした。つまり一日平均多くて30人程度でした。ところが、2年が経過した2020年春から閲覧数が一気に増加し、とうとう100PV/日を上回るまでに成長しました。これも2年間毎日毎日記事を書き続けた結果です。  

月平均
2019年(4/3) 14 PV
2020年(4/3) 62 PV
2021年(4/3) 85 PV
2022年(4/8) 120 PV

この結果を見ると、2年間毎日記事を投稿し続けても大して伸びなかった閲覧数(PV)が3年目から一気に伸びたことがわかります。まさに石の上にも二年。日々の地道な努力が2年経って漸く日の目を見たと言えます。閲覧数が目標ではありませんが、多くの人が見てくれていることがわかればそれだけやり甲斐があります。この努力に敬意を表します。

今回は、みなさんがあまり気が付かないところで、ハイムの影の力となって活動してくださっている「緑の環境委員会」を紹介し、委員の皆さんの日頃の活動に改めて感謝を申し上げたいと思います。

蓬城 新

 

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