シンゴ旅日記インド編(106)走れ!インど演歌(その2)の巻

走れ!インど演歌の巻 (2014年10月記)

『女のみち』の次は、おなじくコミックバンドの殿さまキングズが1973年にヒットさせた『なみだの操』です。インドで過ごしている駐在員は一刻も早く、家族のもとに、日本に、そして、本社に戻りたいのです。しかし、なかなか本社にも交替要員がいないのです。インドの生活の中で我慢するしかないのですよ、これも私のことではありませんから、本当に。ねっ、おさむちゃん。

なみだの操(作詞:千家和也)

なみだの駐在

あなたのために 守り通した女の操
今さら人に 捧げられないわ
あなたの決して お邪魔はしないから
おそばに置いて ほしいのよ
お別れするより 死にたいわ
女だから

家族のために 守り通した単身赴任
今なら人に 譲ってあげたいわ
本社の決して お邪魔はしないから
おそばに置いて ほしいのよ
延期となるより 辞めたいわ
インドだから

あなたの匂い 肌に沁みつく女の操
棄てられたあと 暮らしてゆけない
私に悪いところが あるのなら
教えてきっと 直すから
恨みはしません この恋を
女だから

カレーの匂い 肌に沁みつく私のからだ
お仕事したあと 飲みにもいけない
和食を食べるところが あるのなら
教えてきっと さがすから
恨みはしません この町を
インドだから

あなたにだけは 分かるはずなの女の操
汚れを知らぬ 乙女になれたら
誰にも心変わりは あるけれど
あなたを 疑いたくない
泣かずに待ちます いつまでも
女だから

前任にだけは 分かるはずなのインドのくらし
怒りを知らぬ 坊さんになれたら
誰にも我慢の限度は あるけれど
言い訳を 信じたくない
怒鳴らず待ちます いつまでも
インドだから


丹羽慎吾

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