シンゴ旅日記インド編(その33)シン、シンハ、シンガの巻

インド人はターバンをしている。違います。ターバンをしているインド人がいるのです。

シーク教徒です。グル・ナーナク(1469年~1528年)が始めた宗教です。

シークとはサンスクリット語で弟子の意味です。

総本山はパンジャブ州のアムリトサルにあるハリマンディル(ゴールデン・テンプル)です。

経典はグル・グラント・サーヒブと呼ばれる1430ページもある経典です。

(ヒンズー教+イスラム教)÷2のような宗教です。

ヒンズー教の輪廻転生を肯定し、イスラム教と同様ヒンズー教のカーストを否定しています。

イスラム教の影響を受けていますが、ジハード(聖戦)はありません。

唯一神です。世界の宗教にはいろんな神がいるがそれは一つであるというものです。

タバコ、アルコール、麻薬は禁止、肉食は自由です。いろんな宗派があり、ターバンをしているのはカールサー派です。髪の毛を切らないのです。五つのKのつくものを体につけます。

1. 長髪(ケシュ)2.膝上までの縞柄パンツ(カッチャー)3.真鍮のブレスレット(カラ)4.短刀(キルバン)5.木製の櫛(カンがー)です。

シーク教は人口比ではヒンズー教(81%)、イスラム教(13%)、キリスト教(8%)についで2%です。

団結力が強くムガール帝国や英国との闘争してきたため官吏や軍人に警察官などの職につく人が多いようです。カーストが無いので比較的裕福な知識層が多いようです。

開祖ナーナクはパキスタンのラホールで生まれました。誕生日は11月21日です。

いまでもその誕生日の前後にはインドのシーク教徒がラホールに巡礼の旅に出ます。

またこの誕生日は北インドの州では祝日になっています。

シーク教徒の多くは名前の後に男性はシン(Singh)、女性はカウル(Kaur)を付けます。

シンはライオンでカウルは女王の意味です。

日本ではかつてのインド人プロレスラーのタイガー・ジェット・シンが有名です。

また首相を務めたマンモハン・シンもシーク教徒です。

このシンはタイではシンハとなります。シンハ・ビールです。

頼む時は『ビア・シン』を言います。しかし後発でより安い『ビア・チャン(象)』に追いかけられています。

シンガポールという国名のマレー語読みはシンガ・プラ(ライオン・シティ)です。この国のビールはライオン・ビールでなく、タイガー・ビールです。

中国語ではライオンを昔ザンゲイと呼びサンスクリット語のシンハからの音読みだったと言われます。

沖縄でもシーサ、本土ではシシと呼びますよね。

唐獅子、狛犬、シーサーは皆兄弟みたいなものですよね。

日本のビールはキリンですよね。でも銀座ライオンもあります。スリランカにライオン・ラガーと言うビールがあるそうです。でも、シンと言えば日本ではオ・シン、カツ・シンが有名です。モリカワ・シンもいました。古いギャグですみません。私も名前にシンが付きます。ジャン、ジャン。


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