シンゴ旅日記ジャカルタ編(5)  新型コロナと朝散歩の巻

インドネシアでは新型コロナウィルスの感染者は 2 月までゼロでした。

ところが3 月2 日に2 名の感染者が確認されると3月末には感染者数1,528 人、死者138 人、そして4 月16 日には感染者数5,516 人、死者496 人と一挙に増え、その後も感染者数は毎日300 人ベースで増えています。

チカランに住む私は当初新型コロナ感染がジャカルタの出来事であると安心していましたが、3 月9 日の朝にアパートを出る時に受付嬢たち三人がマスクを着けているのをみてチカランも警戒するようになってきたのだなと思いました。

そして感染者や死者が増えるにつれジャカルタでは日本の緊急事態宣言に似た大規模社会的制   限という規制が4 月10 日に出され、15 日にはチカランのあるブカシ県も同じ規制が始まりました。

ブカシ県の規制の期間は4 月15 日(水)~28 日(火)の二週間です。

これは保険、食料、エネルギー、金融、ホテル、物流や工業団地のような生活に必要な企業の営    業は可能ですが、製造メーカーは産業省の許可のもと操業が可能で、商業関係は原則として在宅  勤務を行うというものです。

飲食店は店内での食事は禁止で、持ち帰り弁当の販売だけ可能となりました。 オートバイタクシーも人を乗せてはダメで、物だけの運送に限定されました。

乗用車は運転手を入れて三人までとなり、車内でもマスク着用が義務付けられました。

町のところどころにチェックポイントが設置され軍人、警察、セキュリティの人たちが違反者を監視するようになりました。

その規則の中に『60歳以上の者は在宅勤務とする』という項目がありました。  そのため私は15日(水)からアパートでテレ・ワークとなりました。

一方、新型コロナの騒ぎとは関係なく、チカランの朝方は青空が見えるようになってきました。

私はそれまでは雨が降っているとか、道が濡れているとか、雨が降りそうだという理由をつけてさぼ っていたアパートの周りの住宅地を巡る朝散歩を在宅勤務を機に再開しました。

アパートを出て最初の住宅地を通りすぎるときにその守衛所を見てびっくりしました。

そこには新型コロナへの注意喚起の看板があり、DESINFECTACT    と書かれた消毒ブースが設置されていたのです。

私はそこの守衛さんに中に入って散歩できますかと聞くと、ダメですとの回答でした。外来者は中に入れず、商品のデリバリーも守衛所で引き渡しをするとのことでした。

そして、その最初の住宅地を通りすぎ、広い敷地を歩いて回れる別の住宅地にたどり着くと、そこに    も消毒ブースがありました。守衛さんが住宅地の中に入れてくれるか心配でしたが、前に散歩していた私を覚えていてくれたのか私が挨拶すると彼らも笑顔で挨拶を返してくれました。私が消毒ブースを通らなければならないのと聞くと、どうぞといった感じでブースの中に入るように言いました。

ブースの中に入ると内側に垂れ下がるホースについている小さなノズルから消毒液が霧のように少し噴き出してきました。その中で体を一回転させて消毒液の霧を浴びるのです。   そしてブースを出てから住宅地の中を何カ月ぶりかで歩いて回りました。

コロナ禍でも植物たちは雨季の間にたっぷりと水分補給したのか葉は緑色で、白いや赤やピンクの    花を咲かせていました。

朝散歩初日は久しぶりに2時間歩き足の筋肉は問題なかったのですがちょっと息切れがしました。そして、二、三日目も同じ住宅地を散歩すると息切れは少なくなりましたが、ふくらはぎが張ってき    ました。それで四日目の散歩は中止しました。長い目で体調管理に努めます。

休んだ翌日は思い切って自動車道路を挟みチカランで最初にできた広い住宅地まで足をのばしました。ここには他の住宅地を三つ足したくらいの敷地があるのです。

その広い住宅地の入り口の守衛所も同じような垂れ幕が掲げてありました。

ここの守衛さんもインドネシア人特有の愛想のよさでニコニコ笑って私を通してくれました。

散歩をするときは熱中症にならないように水の入ったペットボトルを腰のホルダーに差して歩きます。 アパートから持ち出したペットボトルの水を散歩の途中で飲み干してしまう場合は、散歩途中にある     コンビニ(ローソン)で新しいペットボトルを買います。

ある日にコンビニでペットボトルを買おうとするとカウンターにインドネシアの漢方であるジャムゥ(Jamu)の入った箱が目につきました。

インドネシアでは新型コロナにジャムゥが効くとも言われています。私は何に効くジャムウだろうと箱から一個取り上げると‘Tolak Angin、Obat untuk Masuk Angin’と書いてあり、それは風邪の予防用でした。私は物は試しと思い三種類を一袋づつ買いました。ひと袋5,000 ルピア(35 円)でした。

ネットで調べると日本のアマゾンでも販売していました。

みなさんも通販で『Tolak Angin』を購入してインドネシアのジャムゥを試してみませんか?

 

 

丹羽慎吾

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