シンゴのきになる話⑬ すごい植物たちの巻(葉っぱ七変化 その2)

花は私たちに色とりどりの美しさを見せるために咲いているのではありません。

花は種子(タネ)を作るために咲くのです。そして、花を作るために葉は変化(進化)したのです。

しかし、植物全部が花を咲かせて種子を作るわけではありません。

植物は水中の藻から始まり、水辺のコケ類やシダ類、そして裸子植物、被子植物と進化してきました。藻、コケ、シダは胞子で子孫を増やします。

裸子植物、被子植物はタネで子孫を増やす種子植物なのです。

裸子植物(マツ、スギ、イチョウ、ソテツなど)と被子植物の違いはタネとなる胚珠(卵細胞)がむき出しになっているか、子房の中に入って被われているかです。

裸子植物には花びらとガクがなく、「おしべ」と「おしべ」が「お花」と「め花」と呼ばれます。

お花(おしべ)の花粉が風で飛び、むき出しとなっているめ花(めしべ)の胚珠に付着するのです。

これは風で花粉が運ばれるので「風媒花」と呼ばれます。

一方、被子植物は花を咲かせ、おしべの花粉を昆虫に運ばせてめしべの柱頭に付着させます。

そして、花粉から延びる花粉管を通してめしべの胚珠に到達して受精させるのです。

虫が花粉を運ぶので「虫媒花」と呼ばれます。

(葉っぱ七変化 その3 につづく)

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です