ハイムのひろば Weekly 2019-12-06
【騙されるな!詐欺メールに厳重注意 
創刊4号「防犯」特集!】
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中野島発の週刊 LINE MAGAZINE
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□■ーーーーもくじーーーーー■□
☆★ 1. 編集長の独り言
☆★ 2. 詐欺メールって?
☆★ 3. 詐欺メールの見分け方
☆★ 4. どうやって予防するか
☆★ 5. 詐欺防止関連の投稿例
☆★ 6. 編集後記
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□■ 1.   編集長の独り言   ■□
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オレオレ詐欺が大きな話題になって暫く経ちますが、みなさん大丈夫でしょうか。息子や孫になりすまして嘘の電話をかけ、特に高齢者を騙し高額のお金を振り込ませるという手口が多くありました。さらに警官役弁護士役などとグループになって騙す劇場型といわれる方法まで出てきて手口が益々巧妙になっています。

聞いたことのない会社名ならいざ知らず有名な会社から来たものだとつい開いていしまいます。最近の傾向としては、大手銀行名を語った詐欺メールが横行しています。そこで、今回は「騙されるな!詐欺メールに厳重注意を!」と題して防犯特集を組みました。私自身が実際に受け取った詐欺メールを紹介します。

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□■2.「詐欺メールって?」 ■□
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私自身が最近受け取った詐欺メールを紹介します。じっくり見てもホンモノに見えるように、実に巧妙に作られています。ご覧ください。↓
詐欺メール(1)

如何でしょうか?見たところ、本物の銀行から来たと思わざるを得ないほど巧妙です。日本を代表する大手銀行の名前があり言葉も丁寧なのでニセモノと見破るのは簡単ではありません。指示通りにしないと困ったことになるような言葉でリンクを貼ったURLに誘導しています。これをクリックして中に入ると、口座番号やパスワードなどを盗みとる仕掛けに誘導され、やがて残高がごっそり盗まれるようなことになります。

因みに上記の詐欺メール(1)以外に以下も受信しています。
11/22 詐欺メール(2)
11/12 詐欺メール(3)
11/11 詐欺メール(4)

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□■3 詐欺メールの見分け方 ■□
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次に、何故このメールが詐欺であると推測したのかをお伝えします。
a.実は、私はこの銀行の口座を持ったことがありません。口座を持ったことのない人に対してこのようなメールが来るはずがありません。これは、口座があるなしに関係なく入手したメールアドレスに対してロボットを使い無差別に送りつけたことによると思われます。

b.20日の間に来た4通のメールは、それぞれ件名が違っています。

【4通のメールの件名】
1)「送金お申し込みの受付時の確認について」
2)「【三菱UFJ銀行】一時的にこの口座を制限しますのお知らせ」
3)「他の金融機関口座への振込の即時入金一時停止のお知らせ」
4)「(重要) 三菱UFJ銀行 お振込のお知らせ」

これに対し、本文には次のように、まったく同じ文章が書かれています。
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「三菱UFJダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございます。あなたの三菱UFJ口座にはリスクが検出されましたので、口座の資金安全を確保するために、一時的にこの口座を制限します。正常な利用に影響しないようにご自分で制限を解除してください。下記のURLをクリックしてログインを解除してください。

https://~~~~

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件名を変えているのは、どれか一つでも該当すれば、クリックの可能性ありとの考えによるものと推測されます。

c.(2)「制限しますのお知らせ」
この言葉は、おそらく日本語の不得手な外国人のものと思われます。以前はもっとおかしい日本語が多かったのですが、次第に改善されて今回はこの部分以外はないようです。

d. メールアドレスがおかしい!
(1)mail@direct-11.bk.ogdu.jp
(2)mail@dlrect-11.bk.poss.jp
(3)mail@direct-11.bk.sopw.jp
(4)mail@direct-11.bk.mslq.jp
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受信メールのアドレスの部分を見ると次のようになっています。
mail@direct-11.bk.mufg.jp<mail@direct-11.bk.ogdu.jp>

まず、前半部分だけを見るといかにもそれらしいアドレスですが、これは、実は、メールアドレスではありません。いわば、「名前」です。後半のものがこのメールの差出人(送信者)のメールアドレスです。

4通のメールの「jp」の直前の部分を見ると「ogdu」「poss」「sopw」「mslq」と毎回違います。常識的に考えて、通常20日間の間に4回メールを送信する用があったとして、毎回アドレスが変わることなどありません。これは、問題が発生した時に追跡を逃れるために、一度使ったアドレスは短期間で破棄することにしているからだと思われます。怪しい匂いがプンプンします。

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□■4. どうやって予防するか ■□
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さてそれでは、このような詐欺に会わないためにはどうすればよいのでしょうか。

(1)上記3のように、詐欺メールを見分けることが出来る人は是非参考にしていただく。
(2)外から来たメールにはすぐに反応せず相手に電話して確かめる。(この時、メールに記載の電話番号にはかけない)
(3)1人では行動を起こさず、友人、特にパソコンやメールに詳しい人に相談する。
(4)パソコンやメールをたまにしか利用しない人、慣れない人は、メールを無視する。
(5)ネットショッピングをする場合でも、先方から送られてきたお勧めは無視する。

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□■5.詐欺防止関連の投稿例 ■□
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今回は、最近受信した銀行を装った詐欺メールについて詳しく報告しましたが、これまでにハイムのひろばに寄せられた詐欺関連の情報には次のようなものがあります。

●オレオレ詐欺にご注意
●詐欺ハガキが届きました
●詐欺メールが? 
専門家も騙されそうな詐欺メール
詐欺メールにご用心!
偽サイト・詐欺メールに注意!

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□■6.編集後記 ■□
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この原稿を書いている最中にも、銀行に勤める知人から関連する情報がありました。ある銀行の顧客で既に10億円以上の被害が報告されているようですから、すべての銀行の被害報告を合計すれば相当な金額になるでしょう。

私は、このような問題の専門家ではありませんし、何の責任もとれませんが、少し気をつけるだけで大きな被害が防げるならばと思い、勇気をもって書きました。もし、内容に間違いや不適当な部分がありましたら、どうぞご指摘、ご連絡ください。
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発行元:ハイムのひろばをつくる会
発行責任者:"八咫烏"こと 西 敏
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