手拭いの暖簾(29) もみじ
真っ赤に紅葉した紅葉がはらはらと石畳に散っています。
この手拭いは京都の老舗のものですから京都のどこかのお寺の境内のように思われます。もしかしたら祇園かどこかの小路?
石畳の上に紅葉の模様の蛇の目傘が4つ。最近ならドローンで撮影したような感じです。
傘をさして歩いているのは舞妓さんではないでしょうか?
そんなはんなりとした気分で “もみじの色は京都が最高” と想像を逞しくして楽しんで紅葉狩りに行けずとも出かけた雰囲気の味わえる一枚の手拭いです。
南北に長い日本では紅葉前線が日ごとに北上してきます。
山と川に恵まれた日本では峡谷や山一面に絨毯を敷き詰めたような美しい紅葉・黄葉も見られます。
またカナダのローレンシャンではもっと大規模な紅葉が見られ、その雄大さは大変に素晴らしいと聞いています。ただその年の気候にずれがあって最高の時期に見ることが難しいという事も。
でもやはりその季節には紅葉狩りを楽しみたいと、近くて出かけられる所のもみじの便りを心待ちにするはやはり日本人なのでしょうか!
AZ