やまちゃんの気まま旅③~出羽三山と芭蕉

不順な天候の隙間をぬって山形を中心とする東北ドライブに出掛けて来ました。台風19号の被害は太平洋側と異なり、それ程ではなく、リンゴ園も真っ赤に色づいていました。

松尾芭蕉の奥の細道で巡った場所が多数あり、出来る限り訪ねて来ました。

1.磐越線「一之戸橋梁」、福島県喜多方市。 明治43年開通、撮り鉄ファンに人気のスポット。

2.上杉家御廟(米沢市)国指定史跡。初代の謙信から12代までの、藩主の墓所が並ぶ。

3.上杉神社(米沢城本丸跡)上杉謙信像。 謙信は埋葬地の越後春日山城から移され米沢城本丸の一角に安置されていたが、明治維新後に歴代藩主が眠る上記御両廟に移転。

4.米沢城本丸跡。樹木が茂り森となっている。

5.蔵王連峰。刈田岳山頂(1,758m)から、お釜(五色沼)を見下ろす。お釜の右側ピークは五色岳(1,674m) お釜の美しさには感動。

6.尿前(しとまえ)の関。(宮城・鳴子温泉)芭蕉は元禄2年(1689年)この関所で怪しまれて厳しい取り調べを受け、糞尿匂う馬小屋に足止めされた。

     芭蕉の句「のみしらみ 馬のばりする まくらもと

7.鳴子峡(宮城県)荒雄川両岸に100m前後の切り立った断崖が続き、紅葉の時期が人気。

8.庄内藩・清川関所跡(山形県)、出羽三山を訪れた芭蕉が最上川から下船し上陸の地。最上川を結ぶ舟運の要所で内陸と庄内を結ぶ拠点。

     芭蕉の句「五月雨を あつめて早し 最上川

9.酒田の繁栄を今に伝える「山居倉庫」、最上川を遣って庄内地方内陸から,米穀を輸送して貯蔵する倉庫。NHKテレビ「おしん」撮影舞台に使われた。

10.羽黒山/杉と五重塔。天然記念物の巨杉は、樹齢1,000年以上で通称「爺スギ」樹高は30m。

11.五重塔。元々は、平将門の創建と言われ、約600年前に再建された国宝。高さ29m。

12.出羽三山神社・本殿前。

     芭蕉の句「涼しさや ほの三か月の 羽黒山

13.出羽三山神社。出羽三山詣では、羽黒山ー現世 月山―前世 湯殿山―来世をあらわすとされており、約1,400年前に開山、羽黒山は三山の神々を合祀している「三神合祭殿」本殿の右手前に、珍しい萱ぶきの鐘楼があり。

14.湯殿山神社/本宮鳥居。山その物が御神体であり、参拝には裸足,お祓いを受けてから温泉の流れる岩場をお参り。

     芭蕉の句「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな

15.立石寺(通称 山寺)。

     芭蕉の句「閑さや 岩にしみいる 蝉の声

16.山寺頂上の如法堂(奥の院)から下界の遠望。山寺で拝観料を払うと「登山口」との表示有りビックリ。その後 喘ぎながら1,000段 石段を黙々とよじ登り頂上に。

17.山寺頂上の鐘楼。

18.「JR山寺駅」には展望台が設置されており、その場所から如法堂/山頂を望む。

19.東根の日本一の大ケヤキ(山形県東根市)。特別天然記念物、樹齢1,500年余、樹高28m。東根小学校の校庭にある。

20.秋保大滝(仙台市)秋保温泉地域にある落差55mの大滝で、日本三名漠の一つ。紅葉が遅れていたのが残念でした。

予定していた月山は、急な天候悪化で登山口で様子見したが残念ながら、見送りになりました。 

以上の通り、走行距離は2,200㎞の行程で、一足早い東北の秋を堪能しました。

山仲春男

    やまちゃんの気まま旅③~出羽三山と芭蕉” に対して1件のコメントがあります。

    1. Henk より:

      山仲さん

      凄まじい行動力に感服です。私が行ったことがないところのご紹介有難うございます。
      今回は山仲さんご自身が半分芭蕉になっておられたようにお見受けしました。
      次が楽しみになりました。

      Henk

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