福井におけるオリーブ栽培(トピックス1)

福井におけるオリーブ栽培について(トピックス1)                                洲浜三郎

オリーブ成木の移植大作戦
2020年3月中旬に、坂井市丸岡町の方から寄贈されたオリーブの成木を生産組合の組合員によって三里浜オリーブカルメリーナの旗艦圃場に移植しました。

寄贈者宅から旗艦圃場までの移植の様子:成木を移植するときは半年ほど前に根を切り、新しい発根を促すための根回しをしてから、春先に移植するようです。しかし今回は、移植は急に決まったので、根の負担を軽くするために、剪定で枝葉を大胆に落とすことにしました。移植後は太い杭3本の添え木を取付けて成木を固定しました。この後、剪定に覚えのある組合員が剪定を行い、移植を完了しました。この成木が、オリーブカルメリーナのシンボルツリーとして、無事に根付くことを期待します。

移植後の状況:

移植後は発根がやや心配されましたが、日々潅水を行った結果、5月に入って葉は枯れることなく、剪定で残した小枝から希望の新しい命が芽吹いてきました。

このまま成長して、数年後には元の威容を示して、訪れる人達を楽しませてほしいものです。圃場に植樹した多くのオリーブの木々も、5月の陽光を受けてい一斉に花芽付け始めました。

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