(2005年4月の旅行記をある会報に掲載しました。今回原文のまま
投稿させて頂きます。)

この春念願の中東三カ国(ヨルダン・シリア・レバノン)の歴史紀行を実現しました。
出発前、皆さんから「そんな危ないところへ?」とか、「治安は大丈夫か?」などのご心配を頂きましたが、心配無用でした。もっともその二ヶ月ほど前、レバノンで大きな爆弾テロ事件があったばかりでした。

古く旧約聖書の舞台では、モーゼ終焉の地ネボ山から死海・ヨルダン川、更に目的地のカナン(イスラエル)を遠望しましたが、紛争を感じさせない昔ながらの自然そのもので、全くタイムスリップしたものでした。

続いて訪れたアカバ湾はヨルダン・イスラエル・エジプトと国境を接するヨルダン唯一の港です。丁度 ”US Coast Guard” と書いた米艦が横付けされていました。古くは海のシルクロードとして栄えた訳だし、更に古く、シバの女王もソロモン王に会うためにこの港に上陸したことだろう。

ご存じペトラ遺跡、約2kmのシーク(岩の割れ目)を歩いたあと突然の遺跡との対面は感動的です。もともとネバティア王国の首都で交易のセンターとして栄えたが、その後ローマが乗っ取った要衝の地はまさに自然の要塞。水の確保など二千数百年前の繁栄の残照を残している。世界に散ったベドウィンが今も観光の利権を維持していて「らくだは楽だ!」と叫んでいたり、子供が遺跡の小石を「ワン・ダラー」で売っている。

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