シンゴ旅日記インド編6 ベジの巻

インド料理にベジタリアン料理があるのは皆さんご存知のことと思います。

ベジと略します。そしてお肉が出る料理をノン・ベジと言います。

インドではベジであるかノン・ベジであるかはとっても大事な事なのです。

どのレストランでもベジとノンベジの表示があります。中にはベジだけの店もあります。

ベジでも結構おいしいものです。

インド人の81%がヒンドゥー教徒です。その内の80%がベジタリアンと言われています。

牛乳も卵いわんや魚も食べないピュアー・ベジもいれば、卵、牛乳は良いというベジもいます。

男の人がベジかどうかは奥様がベジかノンベジかで決まるとも聞きました。

さて日本からの出張者二人と国内出張しました。現地のお客様の結婚式に出たり、客先と昼食したりでインド料理続きでした。

ホテルには中国料理店がありました。中に入り麻婆豆腐を注文すると豆腐がないといわれました。その替わりにチーズを使った麻婆豆腐があるというので頼みました。

注文してたべました。やはり味がちょっと違っていました。

その街には日本料理屋がありません。

ホテルの受付で『美味しいイタリア料理』があると聞いて行くことにしました。その名も『リトル・イタリー』。

日曜日の夕方でした。レンタカー会社の英語の出来る運転手は今日は都合が悪いとかで現地語しか話せない運転手を派遣してきました。車はトヨタでなく古いシボレーでした。

英語が通じなくても、こちらには現地スタッフがいるので大丈夫と思い、レストランに向かいました。

でも何か変です。やはり言葉が通じないのです。

うちのスタッフはマラティー語と英語とヒンディー語が少々話せます。運転手はタミール語だけです。

Uターンしたり、車止めて人に聞いたりしています。

みなで車の中から通りにそれらしきものないか探します。そして何とかレストランを見つけ到着しました。

暗いレストランでした。

まず『ビール』と頼むと『ありません』。

『ワインは?』これも『ありません』。

アルコール販売の許可がないとのことです。

『じゃー、お水ください。冷えたペットボトルの水ですよ』と念を押します。

仕方なく皆でメニューを見ます。

『ミンチの入ったスパゲッティーは何というのだっけ?』

『シーフードスパゲッティはどれだ。』

『クリームとマッシュルームはどこに書いてあるの?』。

皆で暗い明かりのなか英語かイタリア語で書いてあるメニューをどれだどれだと見ています。

でもお肉も、お魚も見当たらないのです。もしや、ここってベジなの?

ボーイさんに聞きました。

『ここってベジ・レストラン?』

そして返ってきた言葉は、

『イエース』!?

何とここはベジのイタリア料理店でした。お店を替わろうかと相談しましたが、お腹がすいてるし、他に行ってもインド料理屋さんしかないので、結局思いとどまりました。

仕方なくピザとスパゲッティを注文し、来た順番にみなで分け合って食べ、お水を飲んでお店を出ました。でも、おいしかったです、麺とパスタ。

この『リトル・イタリー』という店はインドに沢山お店を持つチェーン店とのことでした。

食事が終ったのは店に来てから一時間も経っていません。店内を見渡しても私たち以外は家族連れが一組いるだけでした。日曜日の夜だから皆さんお家で食事するのでしょうか?

ミンチ肉の入ったスパゲッティってボンゴレですかミートソースですか?

名前忘れそうです。

それではベジ料理を3点紹介します。

丹羽 慎吾

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