手拭いの暖簾(16)梅

うぐいす色の地に白く染め抜かれた小梅、蕾は雪のごとく飛び散り、木にはひっそりと鶯がとまっています。

素朴なほんわかとした一枚です。

もう一枚は古代紫地に大きな梅の花がくっついたり離れたり。でも二つとして同じものはありません。何だか“粋”を感じます。

これを見つけたのは銀座の和装小物の“くのや”でした。その時この図柄と同じ色で帯、少し色を控えた帯揚げがあればどんなに素晴らしいかと想像していました。決して実現はしない夢!大島紬に梅の季節、一年にたった一・二度この帯を締められたら何と贅沢なことかと一人想像して楽しんだのでした。

普段でもまだ着物を着ることがあった頃、銀ブラの時はいつも何気なくちょっと寄り道をした店。今はその店も無くなり、私自身も着物を着なくなり、外国人が日本人よりも多いかと思われる街に銀座もなってしまいました。時代が変わったのでしょう。少し懐かしくて寂しい気がします。

 

AZ

 

 

 

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