フランスの飼い犬(2)

 前回品行方正なフランスのペット犬をご紹介しました。あれから20年位の後、2度目の駐在でフランスに赴任しました。今回は真逆のペットを見てビックリというお話です。

赴任早々、郊外の会社訪問で関係の会社の担当者と一緒に得意先を訪問することになりました。冬のパリは日の出が遅く9時頃になってやっと街がほんのりと明るくなります。そんな朝、8時頃我が家に来てくれることになり、お待たせしては良くないと時々窓から到着を待ちました。丁度約束の時間に車が我が家の前に停車するのを見て急いで飛び出しました。そして玄関口で足を滑らせてもう少しのところで階段を踏み外しそうになりました。振り返って何が原因か見たのですが犬の糞を踏んでいたのです。

その時の会話です。「お早う、運転をお願いして恐縮です。いや~びっくりしました。犬の糞を踏んでこけそうになりました!」「それは大変、でも何事もなくよかったね。それで右?左?どちらの足で?」「左足でした。車を汚さないように足元に紙を敷きました。」「お気遣いなく!それにしても無事でラッキー!更に左足ですか。今日の商談成功間違いなしです。」

会社の同僚にこの話をしたところ、そんな話は知らない、聞いたことはないとのこと。きっと彼の思い付きだったのでしょう。これこそフランス人のエスプリなのだろうと思った次第です。

それにしてもあの玄関先にペットの糞とは? 昔(その20年ほど前)のジェントルペットを考えるとちょっと想像できません。放し飼いなのか?ペットのご主人が一緒?何とも不思議な思いでした。

暫くペット事情を観察して気が付いたのですが世の中様変わりしていたのです。ペットが一つの流行となり、小型犬が多く、しかも街のそこら中糞の垂れ流し。パリ市が一時バキューム自転車で糞を集めていましたがとても追いつきません。遂に条令を作って罰金を科す事にしたものの、それでも全く改善されず、やがてうやむやに・・・


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