フランスあれこれ87 パリ・シャンゼリゼの青空切手市

単身赴任の時代、50年以上前の想い出です。
週末をパリで過ごそうという日本からの出張者のアテンドをよく仰せつかったものです。午前中はエトワールの凱旋門をスタートにシャンゼリゼを下り、ウインドウショッピングやカフェーに立ち寄り、コンコルド広場からルーブル美術館、時にはセーヌ川沿いにノートルダム大聖堂まで歩くこともありました。そして午後はお土産などのショッピングというのが一応のプランだったと思います。

その最初の頃の想い出です。
シャンゼリゼの店が途絶えるところ、ロンポワンの一角に静かな森があり、更に進むと大統領官邸やアメリカ大使館などがあります。テーマの切手市はこの森の中です。季節の良い頃はテントも張らず正に青空の下で屋台を広げて、しかも場所や方向も勝手気ままにテーブルを置いて切手の市が開かれていました。
まだまだ滞在日本人も日本からの旅行者も少ない時代、アジアからの旅行者とみると「中国?あっそう日本ですか。ではきっと“芸者”をお持ちでは?」なんて声が飛んできます。この切手市、話によるとプロばかりでもないらしい。趣味の収集家も随時参加して買取や交換、何でもありの市場だと耳にしています。市の中に入ると右や左から沢山の声が掛かり、言葉も十分できない当時、これは大変だと以後は脇から見学程度で通過するようにしました。

この記事はたまたま画像の切手をネットで発見、当時を思い出して書いたという次第です。ご参考までにこの切手、丁度当時と同じ頃、1965年発行となっています。更に現在の相場は60円だそうです。


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