ニューヨークの今

(ニューヨーカー)
と、言っても、ニューヨークに住む人達の心理分析ではなく、外見的な印象である。まず、一番にぎやかな5番街で見かける人の5,6割は欧米系(つまり白人)である。このうち(推測だが)ヨーロッパからの旅行者が8割くらいはいると思われる。2006年の統計であるが、ニューヨークへのアメリカ内外からの観光客が4,500万人という数字がこれを裏付けているような気がする。また、5番街のニューヨーク図書館裏のブライアント公園で碁を打っていて声をかけてくる人やウォーキングの途中で会う人のうち、白人にどこから来たかと聞くと、スペインやイタリアの他北欧をあげる人がほとんどだ。
それが地下鉄(線によって多少違いがあるが)に乗ると、9割は黒人、ヒスパニック、東洋系の人たちで、特に60丁目あたり(セントラルパークの南端)から北に行くと、100%近く黒人ばかりになる。ただ、セントラルパークでも地上へ出ると、近所に住む白人が愛犬の散歩にくるのが多く見られる。このように住む地域、利用する交通機関等ではっきり分かれている。

(街)
ニューヨークの街はあちらこちら工事だらけだ。ビルの前に足場を組んでいるので、人も歩きにくそうに通っていく。マンハッタン一番の繁華街、5番街でも例外ではない。ただ同じ工事でも、北京や上海で見るように新しいビルを建設するという、勃興期の活発さとは少し違う。こちらは老朽化した建物の維持のための工事である。永きに亘って世界経済の中心であったニューヨークの街が呻き声を上げているように見える。

(J-Walk)
みなさんテレビや映画で、ニューヨークの街中を信号が赤でも車の間を縫うようにどんどん横断歩道を歩いているのをご覧になったことがあると思います。危険なのでニューヨークへ来た最初の頃は歩行者用の信号が青(WALK)になるまで待って渡っていましたが、今では平気でまねをしています。このJ-WalkのJはJeopardizeの略で「危うくする」と言う意味です。つまり、自ら危険を承知で歩いていますよ、ということになります。
最初この言葉を聞いたのは、10年前長野オリンピックでカナダIBMから派遣されてきた人からでしたが、その時、J-Walk(Japanese Walkと勘違い!)でなくG-Walkじゃないのと反論した覚えがあります。つまり、GはGaijin (外人)のGではないかということです。まったく、無知をさらけ出したものです。
閑話休題
みなさんはこのような真似をしないで、ゆっくり信号が青になるまで待って渡ってくださいね!

(地下鉄)
20世紀初頭に始まったニューヨークの地下鉄は、当初3社が競うように建設、開業が行われた結果、規模は巨大になり、複雑極まりない路線がマンハッタンを中心に、東はクイーンズ、南東方向にブルックリン、北のブロンクスまで縦横に走っている。施設は老朽化し、電車は落書きで汚いし、と悪評高い地下鉄であったが近年は落書きも少なくなって、犯罪も殆ど無いようだ。ただ、この地下鉄を乗りこなすには相当日数がかかる。乗りこなせるようになれば立派なニューヨーカーだ。料金は2ドルでどこまでも行ける。例えば、マンハッタンの中心からJFK空港まで約一時間かかるが、空港近郊の駅まで2ドルで行ける。但し、飛行場に行くには、そこからエアトレイン(Air Train)と言って、最新式の電車に5ドル払って乗らなければならないが、、、。

(時差)
日本とニューヨーク(アメリカ東海岸標準時)の時差は13時間。簡単に計算する場合は、1時間をプラス、マイナスして朝晩を逆にすればよい。例えば、日本が朝8時の時、ニューヨークは夕方の7時だ。また、ニューヨークの午後9時は日本の朝10時になる。但し、これは夏時間(4月の第1日曜日から10月第4日曜日)の場合で、冬時間は2時間の差になる。

(花々)
木蓮、スイセン、八重桜、チューリップ
(この程度の花の名を挙げて、「花々」と小題をつけるのは少々恥ずかしいのですが、、、。)
ニューヨークへついた頃はどこの並木にも桜に似た白い花が満開に咲いていた。花弁は五弁で桜より小さい。どこでも見かけるので花の名前をいろいろな人に聞くが誰も知らない。日本で数年過ごした人に聞くと、アメリカでは花の種類が多く、少しずつ違うので、覚え切らないそうだ。(日本でも同じだが、、、。)また、日本人ほど花に関心が無いことも一因かもしれない。この時期、市街地で良く見かける花は木蓮(マグノリア)だ。42丁目のグランドセントラル駅から南のパークアベニューの並木にはこの木蓮が数多く植えてある。郊外へ行くと、真っ黄色のレンギョウの花が咲いている。
5月に入って藤の花(Wisteria)が咲き出した。広いセントラルパークでも2,3本しか見かけないが、見事な房が棚から咲きこぼれている。やはり数は少ないがツツジ(azalea)が咲き始めた。
ところで、長い間不明であった桜に似た花木の名前がわかった。
[Carmine Crabapple] というのが正式な名称のようである。
通称、アップルツリーと呼んだり、ミニチェリーと言っているのも間違いではなさそうだ。(5月4日、ブルックリンの植物園で見つけた)

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