この写真は筆者が滞在していた頃(1970年代後半)のテヘラン市内の目抜き通りを写したものです。

右手の看板に注目してください。
東芝製の炊飯器の広告です。

炊き上がったご飯がお釜の中に見えます。
一方で、皿に盛りつけられているものは何でしょうか?

実は、お焦げのご飯なのです。

イランの人々は、炊いたご飯の底の方がすこし焦げたものが大好きなのです。そのため、イランで売られていた東芝の炊飯器はわざとご飯を少し焦がすように設計されていました。

町には車があふれ、目抜き通りは美しく整備されているのが写真からわかると思います。当時、流入するオイルマネーを武器に国の近代化を成し遂げようとしていました。

数年の内にイスラム革命が起こり、様変わりになるとは誰がそのとき想像したことでしょうか。

風戸俊城

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