イラン追想(その5)珠玉のイラン映画①「運動靴と赤い金魚」

イラン映画「運動靴と赤い金魚」を観ました。以前から観たいと思っていた作品をツタヤで見つけました。

イランの首都テヘラン、貧しい人たちが住む下町が舞台です。アリ少年は自分の不注意で修理から戻った妹、ザーラの運動靴を持ち去られてしまう。

そのためアリの古ぼけた運動靴をふたりで共用します。ザーラがいったん履いて授業が終わり次第、懸命に走ってアリに渡します。このやり取りがほんとうに微笑ましい。

運動靴を映画の素材にした着想に感心します。なによりも、ふたりの流す涙、純真な笑顔には感動させられます。

さて、アリは3等の賞品である運動靴を、なんとしても妹に上げようとマラソン大会で懸命に走ります。その結果は。。。

三十年以上前に初めて駐在したテヘラン。二十代前半の未熟で好奇心旺盛の時代でしたが、僕自身やがて激動の波に揉まれることに。思い出深い地です。

映画に流れるペルシア語のいくつかの単語や表現が鮮やかに耳に蘇ってきました。

 

風戸俊城


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