追憶のオランダ (2)中華料理?それともインドネシア料理?

中華料理だけは世界の果てに行っても食べられる。もちろんオランダでも中華料理は食べられます。しかし、中華料理といってもちょっと違うのです。もちろん、本格的な中華料理のレストランもあるにはありますが、オランダでは大体「インドシネース料理」というのが一般的な中華料理なのです。それは、純粋の中華料理というものではなく、インドネシア風にアレンジされた「インドネシア風中華料理」で、さらにオランダ人の口に合うようにもう一度アレンジされているものなのです。日本人の感覚からすれば、香辛料の使い方などから見て、中華料理というよりもインドネシア料理そのものだよと言いたくなります。実際、ナシゴレンとかバミゴレン、さらにサテ等々、まさにインドネシア料理そのものです。

それもそのはず、オランダは400年近くもインドネシアを植民地にしていたこともあり、料理にしても結構馴染み深いものになってしまっています。例えて見れば、イギリスのインドカレーみたいなものです。今や、すっかり旧宗主国の料理として定着しています。

ロッテルダムの中心に近いところにクラーリンゲン・プラス(Kralingen Plas)という大きな池(泥炭を掘り出した後の窪地に水がたまった池)がありますが、その傍らに屋根の端が細く空に反り返って突き出したインドネシア風の建物があり、ここは正真正銘のインドネシアレストランです。そこの主人は国籍までは分かりませんが本当のインドネシアのミナンカバウ族の血が流れている人なのかもしれません。レストランの名前が「ミナンカバウ」なのです。
残念ながら、20年くらい前、風格のあった建物は火事ですっかり焼け落ち、後に新しいものが再建されたと聞きますが、まだ行ったことはありません。この写真は新しい建物です。


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