ドアの前で、これは実によく間違えました。特に、オランダからドイツに出かけた時はなぜだか分かりませんがよく間違えました。ドアにはキチンとDruecken(「押す」という意味のドイツ語)と表示されているのに、その前で思わずドアを引いてしまうのです。そして一瞬、あっ、間違えたと思う。そして改めて引く動作をしながら、「引く」はドイツ語でZiehen だったと思い直します。

オランダ語では押すはDuwenで、引くはTrekkenなのです。Trekken の引くというのに慣れてしまっていて、Drueckenを見て、Trekken と同じだと思い無意識のうちに引いてしまうようなのです。なぜだか、頭の中で混線しているような感じさえします。しかし、もしもほんとうに混線しているなら、ドイツからオランダに帰ってきてTrekken をみて押すことがあっても不思議ではないのですが、実際押したりするようなことはありませんでした。実に不思議です。

また、Ziehenの表示のあるドアではほとんど間違わずに引きますし、Duwenの前では押します。そして、Trekkenのまえでもキチンと引いて、殆ど間違えることはないのです。なぜ、Drueckenだけよくまちがうのか、その点がいまだに不思議です。ドイツ語のDrueckenの「・・・cken」という語感が、オランダ語のTrekkenの引くを連想してしまうからなのでしょうか。

それと似た話で、スペイン語圏のホテルでよく間違うのが、蛇口に付いた「C」と「F」の文字。英語の表示で「C」は冷たい水、「H」は暑いお湯で慣れているところで、「C」と「F」の二つの並んだ蛇口を見ると、水だと思って「C」をひねって思わず熱いお湯にびっくりしたことがありました。スペイン語圏では 「Caliente(熱い)」と「 Frio(冷たい)」 なのですね。それを知ってからでも、頭では分かったつもりがつい忘れて(?)水だと思って何気なく「C」をひねってしまう・・・。もう笑い話ですが。やはり、赤・青の色表示の方が安全ですね。

皆さん、これに似た経験、簡単なことなのに何度も同じまちがいをする、といった経験をされたこと、ありませんか?

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