追憶のオランダ(50)GLASBAKービンのリサイクル

GLASBAK(グラスバク)、耳慣れない言葉でしょうね。Glas はガラス、Bakはコンテナーの意。つまり、これはガラス専用のリサイクルのための回収ボックスなのです。オランダの街角のあちこちにおかれていて、近所の住民は不要になったガラスビンなどを家から持ってきて捨てます(正しくは、リサイクルに回します)。それぞれの地方自治体ごとにリサイクルの方法が細かくきまっていて、GLASBAKはその形・大きさ等様々なものがありますが、いずれもかなり大きな頑丈な(多分鉄製などの)コンテナーで、その投入口がビンの色別に投入口が分かれていました。透明・緑(青)・茶色の3種類。このGLASBAKは普通の家庭ごみと同様定期的に地方自治体の回収係が来てコンテナーごと回収専用車に付いた重機で釣り上げ、中身を回収していきます。ガラス類のほか新聞紙などの紙類、衣類専用のリサイクル用の回収ボックスなども設置されています。
また、家庭の一般ごみについては下に車が付いた大きなプラスチック製のごみ箱が各家庭に配布されていて、指定回収日に玄関先に出しておくと、これまた回収車が来て付属の機械でゴミ箱ごと持ち上げ、内容物をバサッと車に投入、回収してくれるシステム。
ビールなどの特定のビンの回収はスーパーなどに専用の回収ボックスが設置されていることが多く、空ビン一本当り何セントかが返金されるシステムになっていた(ビンの裏のラベルには返金を受けられる金額が書かれていました)。そのボックスに入れると換金できるクーポン券が出てくるシステム。私の場合、ビールは大体がケース入りで近所の酒屋から配達してもらっていたので、この返金ボックスは使ったことがありませんでしたが。

 

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