追憶のオランダ(63)アムステルダムの南にロンドン?

先週の「乾いた雨」に続いて、今回も奇妙なタイトルが続きます。アムステルダムの南には・・・? ロッテルダムがある、パリがある。それらは正解です。しかし、本当にロンドンがあるのか? 怪訝に思われるかもしれませんが、高速道路でスキポール空港を南に少し行った辺りで、道路標識に「ロンドン何キロ・パリ何キロ」と表示してあるのです。昔のことで、具体的な距離数が思い出せません。私が赴任したころはその標識はもちろんありませんでした。それは、ドーバー海峡に海底トンネル、通称ユーロトンネルが出来てからなのです。確か500km程度だったと思うのですが、アムステルダムとロンドンは地続き(?)になっているということです。実際はフランスのカレーまで南に走り、そこでユーロトンネルの車専用の列車に車ごと乗りこんで運んでもらいロンドンまで行くという方式のようです。というのは、これは私自身経験したことがないのではっきりと申し上げられません。英国側のある地点まで右側だけの一方通行で行き、英国側に出るところで左側車線に合流し、反対に英国側から大陸側に来る時も左側だけの一方通行で入り大陸側の右車線に合流すればよいと、私自身は勝手に思っていたのです。でも、それは鉄道と自動車それぞれのスペースが必要になるので、トンネル掘削が大変になりあまり現実的ではないのかと、これも勝手に理解しました。それにしても車に乗ったまま列車の車両に乗り込み降りる方法を採用するとは大胆としか言いようがありません。
ともかく、アムステルダム郊外で見た道路標識には間違いはありませんでした。

    追憶のオランダ(63)アムステルダムの南にロンドン?” に対して1件のコメントがあります。

    1. tonma より:

      英仏海峡トンネルの開通で陸続きになったと言えるのですが、これには川崎重工の掘削機が大変貢献したと聞いています。むしろ川崎重工の機械があってこその成功とも言われます。私の友人でこのプロジェクトに関係した人(フランス人)から聞いた話です。非常に岩盤の硬い部分がありここを突破できたのは川重の機械だと言っていました。トンネルの長さ約50キロ、新幹線で2時間ちょっとだと記憶します。tonma

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