追憶のオランダ(78)高速道路でコンボイに遊ばれる

ある時、高速道路を走っていて大きなトラックの一団に出くわした。二連になったものもいるし、これらのトラックはかなり大きいものばかりだ。そんなトラックの後ろについてしまうと、前が見通せないので、一刻も早くこの一団とは離れたかった。何とか何台かを追い越したもののまだまだ先がいるようだ。しかし、追い越し車線に入っても、すぐ前にも大きいのが立ち塞がっている。しかし、しばらく走っても退いてくれそうにない。真横には、当然壁のように大きい別のトラックが並んで走っているが、私の運転席からはトラックの運転手の様子を見ることはできない。トラックの方は高いところからこちらの動きがよくわかるようだ。後ろはと、ミラーを見るとすぐ真後ろまで大きなトラックがピタリと付いてきている。完全に雪隠詰めの状態が続いた。その間、スピードは100km以上出ている。そのうち、前にトラックが走行車線に戻るウインカーを出したので、前に出られるかと期待したのだが見事に裏切られた。さらに前にも別の大きいのが立ふさがっていて、状況は全く変わらない。トラックの運転手たちは、どうも仲間同士で連携して遊んでいるようなのだ。一台がそれほど長い時間道を塞いでいるわけではないが、ともかく数が多い。同じことを繰り返しながら一台ずつ躱しながら一番先頭に出るまで随分長い時間がかかったように感じた。逃げ場がない状態で、圧迫感をひしひしと感じながら、トラックの連中と同じ速度を保ちながら運転するのは非常に緊張した。おそらく、私の車以外にも、同じように遊ばれていた車もいたことだろう。


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