追憶のオランダ(9)水よりも安いビール

私はもともと酒が嫌いではありません。ビールでもウイスキーでも日本酒でもワインでも、なんでも飲みます。しかし、アルコール依存症でもありませんし、アル中などである訳はありません。自分で言うのも変ですが、私が酒を好きというよりも、酒の方が私を好いてくれていると勝手に思っているのです。

オランダに赴任するまでは、毎日の昼食でアルコールを飲む習慣はありませんでした。まあ日本の一般的なサラリーマンの昼食ほどあわただしいものはなく、ビールにしても飲むことはほんとうにたまにしかありませんでした。

しかし、オランダでは昼食時何か飲もうと思っても、日本みたいにタダで美味しい水やお茶が黙って出されるわけではありません。何か飲みたければ、食事と一緒に何か飲み物を注文する。水も当然有料で、何ギルダーだったか忘れましたが、ボトル入りの水を注文することになります。それなら、ビールは?と聞くと、ビールの方がわずかですが水より安かったのです。じゃあ、ビールにしようとなります。(左の写真は、ビールよりも高い水です。)これは当然の帰結であり、これが私の昼アルコールの始まりでした。もう25年以上続く習慣になりました。日本では一応、昼から車を運転する予定のある時は我慢せざるを得ませんが、オランダの時はビール2-3杯なら全く問題ありませんでした。よく飲んだのは、多分皆さんもご存知のハイネケンビールです。また、少しだけ値段が高い銘柄で、Grolsch(フロルシュと発音します)という昔ながらのゴム栓のついた瓶ビール(写真右)もなかなかいけました。

ビールから少し脱線しますが、オランダでの飲酒運転について一言。
結婚式披露パーティーとかクリスマスパーティーなどの時、レストランの前には警官がちゃんと張っているのですが、多少赤ら顔、饒舌になった客が車を運転して帰ろうとしても、ウインクして「気を付けて帰れよ」でおしまい。真っ直ぐに歩けないような輩は、酒が醒めるまでブタ箱に連れていかれるはずですが、そんな現場は私の滞在期間中にはついぞ見たことがありませんでした。

 


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