続・とてもよくできた「詐欺メール」

長文にめげず、メールを読んでくださった方々、怪しいところにお気づきになりましたでしょうか?

「1」は本物っぽいですね。差出人のメールアドレスも、それらしい。
(本物は mail@qa.jxx.co.jpだそうですが、この方がむしろ怪しげ・・・)

「2」「3」は、言い回しが丁寧で、行き届いています。どこかのカード会社のものをコピペしたのかもしれません。

「4」になると、突然ボロが出ます。お客様が「あなた」になり、敬語を忘れてぞんざいな言い方に。肝心なところに2か所、脱落があります。
メールに張られたリンクは、一見それらしいですが、やたらに長く、『クリックして、ID/パスワードを再登録してください』なんて、もう、詐欺メール丸出しです。

「5」も、一部省略した「6」も行き届いていて、本物っぽい。Jxx Co.,Ltd. は本物と同じです。ただし、電話番号そのものは偽物でした。
こちらの電話番号を知られると面倒だし、かといって184を付けて非通知にすると相手が出ません。そこで、電話番号検索サイトでチェックしてみました。
フリーダイアルはJxxセキュリティーズという名前で登録されており、国際電話も可能という方は現在使われていないそうですが、どちらも頻繁に検索されていて、口コミ全部に、「詐欺メールに載っていた番号」と書いてありました。

Jxxのホームページには、昨年11月ころから、このような詐欺メールがいくつも発信されていると出ていました。(ここをクリックするとお読みになれます。)

11例挙げられていますが、問題のメールはパターン⑥にあたり、Jxxが不正使用を検知した場合の「真正メールの件名・本文に酷似」しているのだそうです。
お粗末な「4」だけ、犯人が作ったもので、残りはメールアドレス、電話番号を除いて、Jxxの本物をなぞったもの、完成度が高いのも当たり前、でした。

中には堂々と本物の電話番号を載せたものもありましたし、Jxxの本物と同じメールアドレスを取得する手段もあるそうです。それでは見分けられないのですね。

Jxxからのものに限らず、『文中のリンクにID/パスワードを書き込んでください』というメールが来たら、それは詐欺。
無視して削除。
一番安全で確実な対処法なのでしょうね。

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