こうちゃんの想い出 30~成田でお留守番

かれこれ10年ちょっと前になるだろうか一家でハワイに旅行することがあった。こうちゃんが我が家やって来てからというもの、一人で留守番させるということが考えられず、私たち夫婦は旅行というものをしなくなっていた。旅行が出来なくても毎日、こうちゃんと散歩して得られる幸せで十分だったと言えます。

旅行好きの娘たちは毎年休みを取って世界中を掛け巡っていたが、妻と私は1999年に英国コッツウォルズに旅行して以来、国内旅行もしていなかった。新婚旅行はグアムだったし、今後娘たちと一緒に海外へi旅行できるのもそうそうチャンスがないだろうということで、ハワイに行くことになった。

さて問題は、留守中、こうちゃんをどうすればよいかである。家族が留守中にペットを預かってくれるサービスがあることは知っていた。しかし、機会がなかったので詳しく調べたことはなく、今回初めてその詳細を調べることになった。 まずは家から近いところでのペット預かりのサービスをチェックしてみる。

電車なら2駅、徒歩でも20~30分程度で行けるところに2カ所ほどペットホテルがある。家から近い方が、預ける時も帰って来た時も受け渡しが便利だからである。そのうち成田空港にもペットホテルがあることがわかった。 海外旅行にでかける時に預けるための専用のホテルのようだ。サービスの内容に大差はないようなので、成田に預けることにした。

前もって予約しておき、出発当日に空港で預けることになる。大小2種類の部屋があったが、1週間も狭い部屋に閉じ込めておくのは忍びないので大きい方の部屋を頼んだ。料金は倍で高く、1週間分で激安のハワイ往復チケットくらいにはなるが仕方ない。

散歩は朝夕の2回で15分ずつとのこと。出来れば1回30分はしてほしいかったが決まりなので仕方がない。これまで、毎日朝夕1時間ずつ合計2時間散歩しているのでかわいそうだが、仕方がない。1週間だけ我慢してもらうほかないのだ。ごめんねこうちゃん。帰ってきたらまたたっぷり散歩してあげるからね。

さて、ハワイでの休日を満喫して帰国した成田空港、何を差し置いても真っ先に向かったのはペットホテル。フロントで到着を告げると、係の人が奥の部屋からこうちゃんを連れてきてくれた。4人に気がついたこうちゃんの喜びようったらなかった。

ワンワンと叫びながら一人に飛びついては走り廻り、また一人に飛びついてはまた走り廻った。 よほど寂しかったのだろう。昨日まで一緒に暮らしていた4人家族がある日突然いなくなり、部屋もまったく違う別のところにいるのだ。ワンちゃんはこんな時どんなふうに思うのだろう。捨てられたと思ったのかもしれない。再会できてそうではなかったことがわかったはずだが、まあ、現実にはそこまで深くは考えてはいないだろうが、つい犬の気持ちになってしまう。

以上が初めての長いお留守番のお話でした。


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