2023年6月

手拭いの暖簾
手拭いの暖簾(35)風神雷神図

万年筆とインキ瓶のある不思議な風神雷神図の手拭い。藍色の濃淡だけのさっぱりとして、でも何かしら心惹かれる一枚です。我が家の手拭いの暖簾が最近代わり映えがしないので、「こんなおしゃれなのが見つかりました」とプレゼントに頂い […]

続きを読む
佐藤春夫の少年時代
佐藤春夫の少年時代(12)

・父の医学修業と新宮での開院(3) 豊太郎が「懐旧」の中で「和歌山の医学校」と「の」を表記しているのは、きわめて正確です。このころまだ和歌山医学校は誕生していなくて、豊太郎が卒業した年の明治15年7月「和歌山医学校」が成 […]

続きを読む
佐藤春夫の少年時代
佐藤春夫の少年時代(11)

テーマ:館長のつぶやき―佐藤春夫の少年時代 ・父の医学修業と新宮での開院(2) 順天堂医事研究会は、明治18年から起こり毎月2回の集会を持ったといいますが、明治20年1月には「順天堂医事研究会報告」第1号が出ていますから […]

続きを読む
フランスあれこれ
フランスあれこれ109 パリの潔癖家族

日本と比較して、パリは決して清潔な街ではありません。ヨーロッパ全般に靴のまま居間に上がります。玄関口に靴の泥拭いのマットのあるのは上等、いずれにせよ下足のまま部屋に入ります。一般の住宅では(高級住宅は別として)部屋にビデ […]

続きを読む
佐藤春夫の少年時代
佐藤春夫の少年時代(10)

・父の医学修業と新宮での開院(1) 春夫の作品「老父のはなし」(昭和8年10月「文芸春秋」)は、春夫が生まれた年、明治25年の出来事として、父から聴いた話です。1月のこととありますから、まだ春夫は誕生していません。木村元 […]

続きを読む
手拭いの暖簾
手拭いの暖簾(34)ウコン色のお正月

お正月用の手拭いの暖簾に出会えました。手拭いの半分がウコン色です。 濃い黄色の中に松の葉、これも黄色の菊の花だけ3つと赤い実の南天。それぞれがかなり大胆な図柄です。まん丸いボールを連想させる菊は花だけで、茎も葉もありませ […]

続きを読む
フランスあれこれ
フランスあれこれ108 日本の教育制度はフランスから?

いつの頃か記憶はありませんが、フランスでの思い出です。ご近所の子どもは留年したが、友人の子どもは飛び級したと耳にしました。いずれも小学校に入学したばかりの子どもの話です。特別の悪びれも自慢でもなく、よく耳にする話だと言い […]

続きを読む
手拭いの暖簾
手拭いの暖簾(33)蝶々と鶏

この蝶々と鶏を花の中に埋め込んだような図柄は、グラフィックデザイナー杉浦非水の作品です。デザインというか図案というのは実物とは全く違って、色も形もすっかりデフォルメされていてビックリすることが度々です。 この手拭も色合い […]

続きを読む