齋藤英雄
ヤタガラスの「教えてワイン!」77~世界一エレガントな街ボルドー(脱 輪太郎)
TV番組「世界不思議発見」で、フランス・ボルドーが取り上げられていた。まだ行ったことがない場所ですが、なかなか魅力的なところに見えました。日本やイギリスとの意外な関係もあります。 ●18世紀に造られたボルドーの街は、その […]
ワイン談義~ボルドーでワイン三昧 脱 輪太郎
ボルドーへ到着。広々としたアパートメントホテルにチェックイン。洗濯機もあり、気に入りました。しかも、一人一泊4000円弱と格安。ここに2泊することにしました。 ボルドーと言えば、ワイン。まずはガロンヌ川左岸のワイン畑へ。 […]
松阪牛という牛はいない
食肉市場OBの方から、食肉に関するお話をうかがうことができました。とても興味深い話でしたので、ご紹介したいと思います。 和牛が生まれ、肉になるまでのプロセスは以下の通り。 1 受精卵 2 繁殖農家 3 家畜市場(元牛) […]
北原白秋と柳川(その2)
2つの悲劇 白秋は、尋常小学校では神童の名を欲しいままにし、2年飛び級をするほどであった。文学への情熱は高まり、その才能が新聞雑誌に初めて取り上げられたのは、17歳の時(1902年)。福岡日日新聞に投稿した短歌のうち、一 […]
北原白秋と柳川 (その1)
3つの白秋記念館 北原白秋は、詩人、歌人、童謡作家、民謡作家、随筆家、文芸評論家として、膨大な数の作品を残している。彼の筆力は、生涯衰えることはなく、人気の高さは、白秋の記念館が、3か所も現存することからも明白である。北 […]
「宮沢賢治」人気の秘密(7)
4)宮澤賢治記念館 宮澤賢治の没後50年を記念して花巻市により作られたもの。賢治の業績を多角的に分析、遺品の数々を展示している。新花巻駅に近い、胡四王山(ルビこしおうざん)に立つ。この山は、賢治が「経埋ムベキ山」とした3 […]
「宮沢賢治」人気の秘密(6)
5.賢治の足跡を訪ねる この拙文を書くにあたり、私は花巻を2度訪ねた。最初は会社の友人、2度目は、この雑誌の三浦基弘編集長とである。2度の旅で訪ねた賢治ゆかりの地をご紹介したい。 1)岩手山 編集長と青森県との県境に近い […]
「宮沢賢治」人気の秘密(5)
4.賢治の魅力 この小文を書くにあたり、現地調査、インターネットや図書館などで情報を集めた。近くの図書館に行くと、宮澤賢治に関する本だけで、30冊あまりが並んでいた。一説によれば、賢治研究の書は300冊以上にのぼるという […]
「宮沢賢治」人気の秘密(4)
3.仏教徒としての賢治 現在、賢治の墓は日蓮宗の身照寺にある。我々がこの寺に赴いた時は、ボタン雪が降りしきっていた。気候が良いときには、観光客が多く訪れるのであろう、「ここは観光地ではありません。騒がないでください」との […]
「宮沢賢治」人気の秘密(3)
2.賢治の愛 (1)最愛の妹トシ 下根子の別荘は、賢治の妹トシが病気療養した場所でもあった。トシは賢治よりも2歳年下で、日本女子大の家政学部で学び、成績優秀であったという。しかし賢治同様結核に侵され、4年生の時は、ほとん […]
宮沢賢治 人気の秘密(2)
「雨ニモマケズ」の詩には、37歳の若さで病死した賢治の人生が色濃く反映されている。賢治は病弱で、22歳の時受けた徴兵検査では、第ニ乙種で兵役免除になっている。また、この年肋膜炎と診断され、友人に「自分の命はあと15年もあ […]
「宮沢賢治」人気の秘密 (1)
はじめに 宮沢賢治について調べてみるきっかけになったのは2003年3月、岩手県の花巻への旅であった。賢治の足跡をたどるうちに、彼の生き方に興味を持った。賢治について調べれば調べるほど、大いに共感を覚えた。賢治が亡くなって […]
ロックフェラーの素顔(11)
7.ロックフェラーの晩年 (1)妻の死 アイダ・ターベルの記事が連載されると、JDRの妻セティは信仰の世界に閉じこもるようになっていった。そして、鋭敏で有能な女性から、本物の病人に変貌していった。連載が佳境に入った190 […]
ロックフェラーの素顔(10)
(4)唯一の息子 ジュニア ジュニアにとって、父親は産業界で巨大な帝国を築きあげた英雄であった。ジュニアは、自分の姿がみすぼらしく思えてならなかった。そんな彼は、父親への世間の批判にひどく敏感であり、人生を父親の名誉回復 […]
ロックフェラーの素顔(9)
6.子供達の悲劇 ジョン・D・ロックフェラー(JDR)は、4人の女の子と1人の男の子をもうけた。エリザベス(通称ベッシー)、アリス、アルタ、イーディス、ジョン(通称ジュニア)である。ただし、二女のアリスは、幼児期に亡く […]
ロックフェラーの素顔(8)
3) ロックフェラー医学研究所 「神が人類のために授けてくださった財産をどのように使うか」という問題は、1900年に入りスタンダード石油の持ち株などの資産価値があがるにつれ、JDRにとって、より深刻なものとなっていった。 […]
ロックフェラーの素顔(7)
5.巨大な富の重圧 1) 寄付を求める人々 1980年代後半になると、JDRは、大富豪としてもマスコミに取り上げられるようになった。それとともに、彼のもとには、寄付を求める人々が押し寄せるようになる。彼の出かけるところ […]
ロックフェラーの素顔(6)
マスコミによる批判 JDRの名前がマスコミに出てくるのは、「サウス・インプルーブメント・カンパニー(SIC)」騒動の時である。SICは、JDRと彼の仲間が株主となったペーパーカンパニーであった。SICは、鉄道会社と協定 […]
ロックフェラーの素顔(5)
結婚と家庭 1864年9月8日、25歳のジョン・D・ロックフェラー(JDR)は、高校時代の友人ローラ・セレスティア・スペルマンと結婚した。2人が知り合ってから結婚に至るまでに、9年もの歳月がかかったのは、JDRに比べ、 […]