東 孝昭
フランスあれこれ102 セーヌ川にかかる芸術橋(ポンデザール)で恋の誓い
セーヌ川に架かる橋で最も良く知られているのはポンヌッフ(新橋の意味。パリでは最も古く、17世紀初めに建て替えられた時はまさにに新橋でした)。そしてこの橋の一つ下流に架かるのが最も新しい橋でポンデザール(芸術橋の意味。19 […]
フランスあれこれ101 コンシェルジュの過去と未来
みなさん、「コンシェルジュ」という言葉をご存知ですよね。本来フランス語ですが日本でも帝国ホテルなど一流のホテルの玄関口でなんでも相談・案内人として古くから存在しました。最近では大手のマンション、病院、百貨店、更にはスーパ […]
ワイン談義~あの時こんな情報が欲しかった! 東 孝昭
2度のパリ駐在を経験していますがワインの知識がなく今から考えると非常に残念です。高度成長からバブルへの時代でもあり多くの日本からの来客をフランス料理に案内しました。結局ワインの選択はレストランのソムニエ任せで自分で選択す […]
フランスあれこれ100 優雅な船上生活
パリの中心部に近くセーヌ川に繋がる運河、かつては物流の一大拠点でもあった船溜まりに船上生活を楽しむ人々。 先ずは最近のGoogle Mapをご覧頂きましょう。写真は運河に並ぶ平底船(運河専用の小型船舶)ですが、これはその […]
ワイン談義~ワインで乾杯! 東 孝昭
昔むかしの話。「うちの孫はワインを飲みたくないという、困ったものだよ。昔は子供も少し水で割ったワインを飲んだものだ。孫はコカが良いと言うんだ。」「お年は?」「7才だけど」(コカとはコカコーラのこと)かくしてフランスでは子 […]
フランスあれこれ99 ナポレオンの無念=フォンテンブロー城
1991年(9月12日付)の写真が出てきました。パリの南部に位置する広大な森=フォンテンブローの森にある城館の一角で「白馬の階段」(通称「別れの階段」)と呼ばれる螺旋状の階段です。 さて、ナポレオンの話です。1813年ラ […]
フランスあれこれ98 パリの公園(2)ヴォージュ広場
パリで最も古いと言われる公園です。パリ駐在で赴任してまだ間もない頃小さな取引先がこの公園にありましたので、とりあえず顔見せに訪問しました。帰りがけにこの得意先から教えられたのは、すぐ近くにビクトル・ユーゴ記念館(ユーゴ自 […]
フランスあれこれ97 パリの公園(1)ルクサンブール庭園
パリ観光で、よほどの長期滞在かあるいはついででもない限り公園の見学はあまり予定しないのでないかと思います。今回はサンミッシェルの学生街の一角にある私にとって感動の庭園(ルクサンブール公園)を先ずご紹介させていただきます。 […]
フランスあれこれ96 パリのシャンソン酒場
古い昔を思い出して懸命にネットで調査してやっと見つけました。 (1)”Caveau des Oubliettes“(カボー・デ・ズブリエット=忘却の地下蔵) 場所はセーヌ川の左岸、丁度ノートルダム大聖堂の対岸あたりです。 […]
フランスあれこれ95 バスティーユの天使
パリの広場と来ると、バスティーユ広場は欠かせません。別名革命広場で、革命以前は牢獄、その前は邸宅、発足は要塞だったようです。革命で民衆が立ち上がった際、アンバリッド(廃兵院)で銃器、そしてこのバスティーユ牢獄で銃弾を民衆 […]
フランスあれこれ94 自由の女神
「自由の女神」と言うと先ず思い浮かべるのはニューヨークですが、いや多分フランスにもあるはずだと考えるでしょう。 実はパリ駐在の最後の頃、我が家はその近くにありました。 パリ市内ではセーヌ川の一番下流となるグルネル橋の下、 […]
フランスあれこれ93 エッフェル塔の眺め
私はこの時季つまり秋のエッフェル塔の眺めが素晴らしいと思います。中でも陸軍士官学校を背にシャンドマルス(戦争の神マルスの野原)を通して見たのが最も印象に残っています。広場の両面の紅葉、青空に聳えるエッフェル塔です。元来こ […]
フランスあれこれ92 ヴァンドーム広場のナポレオン
オペラ座を背にして正面にオペラ通り(Avenue de l’Opera)、そして右前方に30度程の角度で平和通り(rue de la Paix)、この道を入ること約300mでヴァンドーム広場(Place Vendome) […]
フランスあれこれ91 オルセー美術館
20世紀を迎え、しかも記念すべきパリ・オリンピックの年、即ち1900年に第5回パリ万国博覧会が開催されました。それを記念して建造された幾つかの建築遺産が残っています。代表的なものとしては万博会場グランパレ(大会場)とプチ […]
フランスあれこれ90 パリの石畳
石畳と言えばわが国では神社仏閣の入り口辺りに見かけるばかりですが、フランスでは昔に比べると減ったものの今もパリの街でよく見かけます。パリでも最近は主要な自動車道路はアスファルト舗装になっていますが、昔はほぼ全てが石畳でし […]
フランスあれこれ89 パリ・ピカソ美術館で衝撃
いつもの散歩道で登戸稲荷神社のすぐ南、津久井道をくぐる小さなトンネルですが、いつも下手な落書きだらけで世界中いずこも同じと軽蔑しながら通っていたのですが、先日ちょっと目を引く落書きに出会いました。それが右の写真です。(他 […]
フランスあれこれ88 だまし絵に騙されて良かった!
「だまし絵」「騙す」いずれも使いたくない言葉です。 聞こえの良くない「だまし絵」ですが日本では普通に使われる一つの絵画形式と言えます。代表的な作品は「非難からの脱走」(カラヴァッジョ)でしょうか。この写真、私がパソコンに […]
フランスあれこれ87 パリ・シャンゼリゼの青空切手市
単身赴任の時代、50年以上前の想い出です。 週末をパリで過ごそうという日本からの出張者のアテンドをよく仰せつかったものです。午前中はエトワールの凱旋門をスタートにシャンゼリゼを下り、ウインドウショッピングやカフェーに立ち […]
フランスあれこれ86 クロックムッシュウ
この言葉、、皆さんご存知ですか?一口で言えばフランスの焼きサンドというところです。図書館で適当に本の立ち見をしていた時、この単語を発見しました。それによると、1910年、マドレーヌ寺院から延びるキャプシーン街道で誕生、そ […]
フランスあれこれ85 パリっ子のエスプリ
「パリにははっきりしたパリっ子タイプが存在する。いつもせかせかしていて神経質、無秩序といってよいほどの批判的反逆性、軽佻浮薄でからかい好き、常に目覚めているエスプリ、駄洒落好き、などがその特徴である。シャンソニエ(寄席芸 […]