ハイム文壇の作家たちによる作品をお楽しみください。
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オランダ

追憶のオランダ(73)クラーリンゲンのイモリのミイラ

オランダに来て2軒目目の家として住んだクラーリンゲンの家は、会社の公邸になっていた。そこには大きな庭があり、人工の池も作ってある。おそらく昔の住人は魚でも飼っていたのだろう。私達が住みだしてからは、何も飼ってはいなかった …

追憶のオランダ(72)隣の猫を飼う話

我が家では猫を飼ったことはないが、犬なら私が子供の頃、大きなシェパードを飼っていた。私が生まれてすぐの頃、父が知り合いから仔犬でもらってきたようだ。私が物心つく頃には立派な成犬で、私にとっては同い年ながら自分より大きな犬 …

追憶のオランダ(71)限界集落

近年、日本では山間部などでは過疎が進み住人の大半が高齢となっているいわゆる限界集落では日常の買い物にも困るという。それで、食料品やらいろいろな日用品などを積み込んだ移動販売車が定期的に巡回している話をよくテレビなどでも見 …

追憶のオランダ(70)「25」へのこだわり オランダ通貨

オランダに赴任するまでに何度か出張で行き来していた時には全く気にならなかったが、実際に住んで生活をするようになって気付いたことがある。数のとらえ方についてだ。 具体的には、日常お目にかかる紙幣・硬貨とも「25」にこだわり …

追憶のオランダ(69)花束を手土産に

さすがオランダはチューリップの国でもあり、農業国だと感じる。実際、オランダの花卉産業は世界有数の規模を誇っており、チューリップ以外にも多くの花を温室で栽培している。スキポール空港に近くなり飛行機の高度下がってくるとまっ平 …

追憶のオランダ(68)砂地で傾く建物

傾いているので有名なのは何といってもイタリアのピサの斜塔であろうが、オランダでも同様に傾いた古い建物があちこちで見られる。それも高い建物で、教会の尖塔などが多い。かのフェルメールが葬られているデルフトの旧教会の尖塔(写真 …

追憶のオランダ(67)住居設営奮闘記(続)

それまでの約10日以上は、先行して送っていた変圧器に電気スタンドだけで明かりをとっていた。どんな照明器具にするか思案していたところ、よく見ると天井には日本のような照明器具を接続できるような形のものは何もない。なにやら細い …

追憶のオランダ(66)住居設営奮闘記

赴任直後はしばらくホテル住まいが続いたが、そろそろ住む家を探さなくてはと不動産屋を何軒かまわり、あちこち物件を紹介してもらった。治安問題・自身の通勤の便、さらには子供の学校への通学の便などいろいろな条件があり、適当な物件 …

追憶のオランダ(65)アンティークタイルへの旅(続)

美術館での展示といえばは絵画・彫刻などが中心だが、アンティークタイルも芸術品としてそれぞれの美術館には展示・収蔵されている。その中で、最も心が躍ったの家の近所でもあったのボイマンス( Boijmans )美術館(左の写真 …

追憶のオランダ(64)アンティークタイルへの旅

私のオランダ生活はたかだか6年弱。当初からアンティークタイルを収集しようなどとは思っていなかった。しかし、気が付くと随分のめり込んだものだ。それも後半の3年の間に、である。それは、ある古書店でタイルに関するある本と出合っ …

追憶のオランダ(63)アムステルダムの南にロンドン?

先週の「乾いた雨」に続いて、今回も奇妙なタイトルが続きます。アムステルダムの南には・・・? ロッテルダムがある、パリがある。それらは正解です。しかし、本当にロンドンがあるのか? 怪訝に思われるかもしれませんが、高速道路で …

追憶のオランダ(62)乾いた雨

「乾いた雨」とは随分おかしな表現だと思われるかもしれません。しかし、感覚的には私にはそう思えたのです。日本の雨はどんなに小降りの雨でも、濡れるとなかなか乾きにくい。それは雨が降る時には湿度が高いから簡単には乾かないという …

追憶のオランダ(61)「託送荷物」になった男の話

海外旅行中には盗難にあうことも稀ではない。何を盗られるかにもよるが、パスポートを盗られる(紛失する)となるとそれは大変なことになる。少なくとも、紛失後はさらに予定通りの旅行を続けることが困難になる。然るべく、パスポートの …

追憶のオランダ(60)昼と夜

日本でも夏と冬では昼と夜の時間の長さが違うことは生活の中で十分体感しています。しかし、日本より緯度の高いところでは季節による差がもっと極端にでてきます。これは誰もが知っていること。私がオランダに赴任した時期は5月中旬、日 …

追憶のオランダ(59)逆方向に走り出した列車

慣れぬ海外生活を始めた頃はいろいろな面白い失敗の連続でした。 その頃まだ住む家も決まっておらずホテル住まいをしており、車もなかった。ロッテルダムからアムステルダムまで列車を使って何度か行った。そしてある日のこと、アムステ …

追憶のオランダ(58)奇妙な命名

「ミカド」「ゲイシャ」「ジャパンミックス」、これらはある同じ食べ物に付けられたブランド銘だが、一体どんな食べ物でしょう? 答えは、米で作った「おかき」「あられ」なのだ。おかき・あられの袋に何やら妙なデザインでミカド・ゲイ …

追憶のオランダ(57)車社会

私はそんなに車の運転が好きな方ではない。子どもが生まれてから何となく車は持つようになったが、たまに近所を運転するくらいで、遠方と言えばゴルフに出かける時くらいだった。そのゴルフも、だれか便乗させてもらえる人がいたらお願い …

追憶のオランダ(56)世界一短い挨拶

「あー」とか「おー」とかの感嘆詞でのコミュニケーションは世界中大体どこの国でもあると思います。これは言葉でのあいさつ・会話という以前のものです。 筆者がオランダに住み始めてすぐの頃、彼らオランダ人同士の会話の中でよく耳に …

追憶のオランダ(55)ほろ苦い初のイースターホリデー

オランダで家族とともに生活を始めた翌年の春、初めて経験するイースター(復活祭)の休みにギリシャへの家族旅行に行った。慣れぬこともあり、現地案内人付きの団体旅行を選んだ。それも日本人ばかりの20人ほどのグループで。 あちこ …

追憶のオランダ(54)ホテルオークラにお世話になった話

日本にいると、筆者のような一般庶民は日本一流のホテルには何か特別な目的、例えば誰かの結婚式があるとか海外からの来客が宿泊しているとか、そんな時に利用するくらいしかない。それは今でも変わっていない。しかし、不思議なことに、 …

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