映画「はちどり」(韓国2019年)を観てのツブヤキ その1。

映画に混ざる「カケラ」

映画に限ったことではないと思いますが、人が生み落としました作品タチ(音楽、美術、文学、演劇、舞踊などなど)には、その時その場のなにがしらかの「カケラ」が混ざり込んでいる(映り込んでいる)ように感じます。

*「カケラ」(=欠片、一片、一端、薄片、断片、切れ端、微粒子などなど)。

もちろん、映画に描かれていること語られていることが全て正しいわけではありません。

でも、そこには真実の「カケラ」、創り出された時(時代)や場所(空気)の「カケラ」が混ざり込んでいます。それら「カケラ」は映画の作り手タチ、特に監督が見て観察した様々な何かの「カケラ」です。

映画ですと、その時(時代)その場(空気)を観てその場に居ないと脚本は書けないし撮れないように思います。映画監督は、社会(時代)を観察しないと出来ない仕事だから、その時代の「カケラ」が映画には混ざり込みます。

その「カケラ」は時には国家、民族、歴史、宗教、文化、民俗、価値観などなどを表すモノでしたりもします。

ある人は言います「芸術家の使命は観察が出来る人、観察をする人」。

映画作品を観て楽しみ、見終わった後に落ち着いてから自分の「眼」で「カケラ」を探してみましょう~(^-^)。

その2へ、つづく~。

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