手拭いの暖簾(23)花蝶々と蔦

箱根美術館のミュージアムショップで見つけた二枚。蝶々が花のようにきれいな色で飛び回っている可愛い図柄の一枚と紺色の何気ない蔦の図柄。

収蔵品は縄文時代から江戸時代に至る埴輪・大きな壺や甕が展示されていました。残念ながらその美術的価値も良さも判らず、少し恥ずかしい思いをしました。

美術品ではなく苔庭の拝観に行ったように思われます。木々の配置のよく考えられた和風の庭園。手入れの行き届いた苔庭の何と美しかったことでしょう。思わずしゃがんでそっと撫でてしまいました。桜や紅葉の季節ではありませんでしたので人も少なくのんびりゆったりと散歩が出来ました。富士山と芦ノ湖の超雄大な自然の中に日本庭園という人工的な対比を改めてある種の感慨を持って眺めることになりました。

何の変哲もない?蔦模様に目が止まったのは思い出があったのでした。ある年の11月初旬フランスのロアール川に沿って古城巡りをしていました。真っ赤な、深紅というだけでは表現出来ない色の蔦がお日様に照らされてテカテカと輝いているように見えました。それが200年以上も経っているかと思われる古い建物の壁一面に這い伸びていたのです。あまりの美しさに車を止めてしばし眺めました。その後どこにもこんな赤くビロードのような蔦は見たことがありません。

AZ

 

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