囲碁ーーニューヨーク滞在記(7)

平成20年4月19日(土) 快晴、ここ数日夏を思わせる気候が続いている

[ウォーキング]
今日は趣向を変えて、地下鉄に乗って南にくだり、マンハッタンの最南端にある、バッテリーパーク{昔、ここに砲台(バッテリー)があったのでこの名がついた?}から、反時計方向に東回りで歩く予定。地下鉄6番線の終点、ブルックリンブリッジ駅で降りて地上に出るとギリシャのパンテノンを思わせるような大きな円柱を持った重厚なビルがあった。この辺りはシビックセンターと呼ばれる地域のようだ。そこから南に2,3分歩くと左手、目の前にブルックリン橋の偉容が見える。良く見ると橋の中央を人が歩いている。これは面白そうだと予定を変更して、高本さんを誘って橋を渡ることにした。橋の真ん中が通路になってい、中央に行くに従って上り坂になっている。車は通路を挟むような形で橋の両側を通っている。ブルックリンの方角に向かって歩を進める。この橋の両側に巨大な橋脚が2つあり、この橋脚から伸びたワイアーロープで1,800メートル以上の橋を吊っている。最初の橋脚まで歩くと、そこには絵巻物のように、橋の建設の歴史が描かれている。それによると建設は1867年(江戸幕末の頃)から13年間かけて作られている。当初は人馬のみならず汽車まで走っていたようだ。今はこの上をジョギングする人が多く見られる。橋の中央辺りまで来ると左手後方にマンハッタンの摩天楼が見え、また、右手には自由の女神が見えてくる。約40分で橋を渡り終え、地下鉄に乗って帰路につく。

[ボランティア]
マンハッタンの東側、イーストリバーに中洲のような形でルーズベルト島がある。島には主に枝垂れ桜が多数あり、今を盛りと咲いている。その島で今日はお花見だそうだ。ニューヨークにも「碁アミーゴ*」の支部があり、その会員の人たちがお花見をしながら碁を打とうという趣向だ。私は碁センターでビジターのお相手をすることにして、高本さんにはどんな様子か見てもらう為、その花見碁会に参加してもらうことにした。12時半頃、PaulとKazukoさんが迎えに来て、出かけていった。碁センターではオープン早々、可愛い女の子(Gabrielaちゃん)がお父さんと一緒にやって来た。今日は私しかいないので、2面打ちをする。Gabちゃんとは九路盤で打ち、お父さんとは9子置かせて対局した。Gabちゃんは私と2局ほど打つと、バッグからスウドクを取り出して問題に取り組んでいる。数字に興味があるようだ。

*「碁アミーゴ」は梅沢由香里女流プロらが主催する囲碁普及を目的としたクラブで多くの若い人が参加している。そういえば梅沢、万波両女流プロが6月にニューヨークにくるそうだ。

[食事]
1.焼き飯
2.煮豆
3.味噌汁
前日残ったご飯に焼き飯の素を入れてチャーハンを作る。

 

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