パンダ・大仏・兵馬俑・てんこ盛り1000歳旅行(その4)

◎11月1日(金)

<重慶市>                                                   <出所:2019/4JETRO 資料>

市常住人口は 3,100 万人(只、市域の面積は北海道とほぼ同じ 都市化率は 65.5% 中国の4つの直轄市のうちの一つ(*重慶・*上海・*北京・*天津市)

(*上海市=2,400 万人。*北京市=1,000 万人。*天津市=1,500 万人

*重慶市=3,100 万人・・四川省の州都・成都市=1,800 万人。)

(中華人民共和国人口:13 億 9,000 万人)(世界第1位)

第2位=インド、 第3位=合衆国 第4位=インドネシア)

*重慶は、三峡ダム完成後は1万トン級の船舶が航行でき、内陸の国際コンテナ―ターミナルとなっている。また、*三峡ダム下りの始点(3泊4日のツアーがある)

市内にはガス田やシェールガス開発・生産がある(2014~)らしい。夏は暑く、過去に、国内最高気温の記録(43.6゜C)がある。

<参考資料>

*重慶の歴史

① 古代・巴の国、紀元前316年に秦により「滅ぼされた。

② 1189年 光宗(南宋)により、重慶と命名さる。

③ 1891 年 長江沿岸の港湾として対外開放

④ 1929 年 重慶市政府が成立

⑤ 1937 年 日本軍による南京占領

⑥ 1938年 蒋介石の国民と政府の首都(大韓民国臨時政府も)

⑦ 1938年 12 月~43年 8 月 23 日 日本軍による戦略爆撃(合計 218 回)

⑧ 1941 年9月 「重慶爆撃無用論」(遠藤三郎少将)により爆撃中

*重慶市の市民生活

2018年消費者物価指数前年比 2%アップ

・平均的市民一人当たり収支(元)等<出所:重慶統計年鑑(国民経済と社会発展統計公報)>

① 可処分所得(2018年):34,889 元

② 1人当たり消費支出(2018 年) :24,154 元

③ 失業率:(2017年):3.4%

④ 平均賃金(2017)   :73,272 元

 *重慶市への主な進出企業     <出所:重慶市統計年鑑(2018)>

・日本企業(ホンダ、スズキ、ヤマハ、いすず、デンソー、関ペ、新日鉄、フタバ、川重、日立化成・・)

・他国企業(ペプシ、BP、シーメンス、デルファイ、オーチス、フォード、現代自動車、バンコックタイヤ・・)

*輸出相手国

①米国(27%) ②独逸(12%) ③韓国(5%) ④香港(4%)⑤日本(3%) ・・その他 43%

*輸入相手国

①韓国(14%)、台湾(10%)③マレーシア(10%)④タイ(9%)、日本(7%)・・その他 40%)

*中国地方行政

① 地理大区(6):・東北、・華北、・華東、・中南、・西南、・西北

② 地方行政: 23省(含台湾)

③ 直轄市(4):・北京、・重慶、・上海、・天津

④    地級市(283)

⑤    県級市(374)

⑥    自治区(5):・広西チワン族、・内モンゴル、・寧夏回族、・新疆ウイグル、・チベット

⑦    特別行政(2):香港特別行政区、・マカオ特別行政区

その他見聞:重慶市は長江と嘉陵江に挟まれた半島状の街。坂が多く、高層ビル群が林立しっている。

市内には、所謂民家はなく、全てがマンション暮らし。

☆重慶は昼間ボロボロ、夜はキラキラ。(起伏の多い街で、ライトアップされた夜景が綺麗。)

河の近くや、丘の上に高層マンション群が立っている。起伏が多いまち故に、地下鉄はなく、  モノレールが普及。丘の中腹に幅広い道路が走っている。

★陶器口古鎮

台北近くの古くからの商店街に似た場所である。漢方薬や豊富な地元の食材を売っていて、店では威勢の良い店員が大声で商品の説明をしている。一か所、物凄い悪臭を発する店があった。豆腐の腐らせた物を売っているのだ。周囲のお店が良く文句を言わないものだ。道から   それて狭い脇道に入ると、古ぼけた家があり、一見、素人が喫茶店を経営していた。眼下には嘉陵江が遠望できた。

★洪崖洞窟

新しく作った名所のようだ。崖に昔風の新しい建物を建てていた。建物内のエレベーターで  上へ登ったら、広い道路に出た。この重慶は本当に坂の多いまちだ。

★山城歩道

狭い道に入ると昔のフランス大使館跡地や教会・病院がある。フランスが教会・病院や消防署を置いていた跡だ。当時から欧米の列強がこの重慶にも進出していた。資料によると、日本軍の重慶爆撃は欧米列強の建物などをさけるように、注意して爆撃したが、国民政府に与える効果は少なかった。教会らしい建物は今では博物館になっていて、フランス消防署員の写真や 防災帽子が飾られている。

☆旅の思い出

重慶市の中心街へ来た時に、木彫りの馬を見つけたので「旅行記念品」として購入した。大きな梱包になったが、梱包を解体して、スーツケースに納めた。

ホテル「HOWARD JOHNSON」 (泊)

著者紹介

小原一浩(おはら かずひろ)
1939 年大阪生まれ。
「NPO 法人ふれ愛さやま」事務局長
大学卒業後、メーカーに勤務し、インドネシア、大阪、東京、名古屋、滋賀県守山市での勤務を経て1999年定年退職。その後NPO 法人ふれ愛さやま、訪問介護事業所などを設立。大阪狭山市議会議員を2011年から2 期 8 年務める。
『人と違った生き方を!』(文芸社 2019 年)など5冊の著書がある。

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