私の履歴書⑥~土谷重美(付録~絵画について)

6.絵画について

祖父が役場に勤めていたこともあって、よく廃紙を持って帰ってくれた。今なら許されないことだろうが、当時白紙と言えば新聞紙の広告の片隅くらい。きれいなA4の裏に絵を描けるのは最高の贅沢だった。漫画の本を見ながら特に馬の絵を一生懸命描いた。然し、学校では「光は混ざると白くなる。白の無い絵はダメ。」と言う妙な先生が居て図工の成績は上がらなかった。

学生の頃から書くことは好きで日記を付けていたが、子供が出来てから行った何かの展示会で絵日記を見て感動。それから日記に絵を入れるようになった。字が下手で後で読む気がしなくなるが、絵があればパターン認識、その日の出来事がありありと思い出される。以降、会社の会議等退屈した時は、似顔絵等描いて時間を潰した。

生口島の平山美術館に行った時、小さい頃の絵日記が展示されてあった。以来、孫にも絵日記を書いて大人になるまで保管することを勧めている。

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