ヤタガラスの「教えてワイン!」16~シャンパンについて

今日はクリスマスイヴ。飲まれる方も多いのではないかと思いますが、お祝いの席でよく供される「シャンパン」。今ではみなさんよくご存じのことですが、依然あった少しの誤解についての話です。

フランスのシャンパーニュ地方でつくられた発泡ワインをシャンパンといいます。原料とするぶどうの産地が同地のものであること、醸造方法が瓶内二次発酵方式であることなど、AOC(原産地呼称統制)による規定を満たしたものでなければなりません。正式名称は「シャンパーニュ」で、フランスのシャンパーニュ委員会はこの呼称を推奨しています。

シャンパーニュ地方以外で造られたスパークリングワインのことは『シャンパン』と言ってはいけません。シャンパン以外にもさまざまな国で発泡ワインがつくられていますが、名称はすべて異なります。
以下に各国でつくられる発泡酒を紹介します。

各国でつくられる発泡酒
フランス ヴァン・ムスー(Vin Mousseu)、クレマン(Clemant)
ドイツ ゼクト(Sekt)、シャウムヴァイン(Schaumwein)
イタリア スプマンテ(Spumante)
スペイン カヴァ(Cava)
英語圏 スパークリング・ワイン(Sparkling Wine)

ヤタガラス

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