ヤタガラスの「教えてワイン!」67~カリフォルニアワイン

フランス・イタリア・スペインに次いで世界第4位の生産量を誇るのがアメリカ。旧世界と呼ばれるヨーロッパと比べて、歴史の浅いアメリカ、チリ、オーストラリアなどは新世界と呼ばれます。アメリカのワイン産地は、主に、カリフォルニア州が位置する西海岸、オレゴン州ワシントン州を含む北西部、そしてニューヨーク州を含む北東部の3つの地域です。

ワイン生産量の90%を占めるのがカリフォルニア州であり、特に銘醸地として名高いナパ・ヴァレーでは、オーパスワインのような極少量のみ生産される高級ワインも存在します。際立った特色を持つブドウ産地と承認されたAVA(アメリカ政府承認ブドウ栽培地域)は200を超え、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨンを使用した赤ワイン、シャルドネから生まれる果実味豊かな白ワインなど、スパークリングワインをはじめ、辛口から甘口まで様々なタイプのワインが造られています。

アメリカには産地区分としてAVA(American Viticltural Areas)が存在しますが、醸造方法などを規定するものも無く、AVAに格上も格下もありません。 つまりアメリカには法律上の格付けはありません。

アメリカワインの特長
ヨーロッパのワインと比べて、パワフルでブドウ本来の味が分かりやすい
といわれています。この特長を生み出している主な要因は、アメリカ特有の気候です。アメリカ、特にカリフォルニアの気候は温暖なため、ブドウが完熟しやすい環境にあります。そのため、ブドウの味をしっかりと味わえるワインができるのです。

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