山ちゃんの気まま旅17~若狭神宮寺お水送り

「お水取り」は広く世の中に知られていますが、其れと関連する「お水送り」について知ってる人は殆どいません。私もこのお水送り神事を知ったのはリタイア後の事です。

この「お水送り」は毎年3月2日に福井県小浜市の若狭神宮寺の神事としてスタートします。

朝鮮半島からの渡来人が多い若狭地方と、大和朝廷との歴史的な繋がりが、この行事の背景に有り双方で連携した行事になっていると推測されます。

1.ー若狭神宮寺、714年創建、東大寺二月堂へ「お水送り」神事が行われる。
2.-鵜の瀬(送水神事)3月2日神宮寺から「御香水」が大小千数百本の松明に先導されて、この小川で送水神事が行われる。
神宮寺住職が日本刀で邪気を払い、送水文を読み上げる。その水が10日の後に東大寺二月堂の「若狭井」に届き、3月12日の「お水取り」が開始される。
3.ー鵜の瀬・お水送りの案内ポスター。

3月4日掲載の「二月堂お水取り」の記事で、説明が抜け落ちていましたが、写真の最初に行事開始前の建物写真が1枚ありました、写真の手前に鳥居と祠が映ってますが,これは「若狭井」と名付けられた井戸で、先日送った若狭の「お水送り神事」で鵜瀬川に注ぎこまれた御神水が、10日間かけて地下を通してこの「若狭井」に届き(空想の世界?)汲みあげられて、二月堂のお水取りに使われるというストーリーです。

二月堂のお水取りについては、この行事が終わると本格的な春到来という事で何度も紹介されて知ってたけれど、それと繋がりのある「お水送り」と言う行事は全くしらず、若狭・小浜の散策の際に偶然知りました、その折に二月堂の前に「若狭井」と言うものがあったのがようやく理解出来ました。

山仲春男

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