116447私のがん闘病記のような「がんを考える」シリーズにここまでお付き合いしていただきありがとうございます。病気の話で少し暗くなったとしたら、お詫びいたします。ここで、ちょっと一息、コーヒーブレイクといきましょう。

最近、国立がんセンターが発表した研究成果によると、「日本人でコーヒーを1日3杯以上飲む人は、脳腫瘍を発症するリスクが低い」という。コーヒーの成分が発がん抑制に関係している可能性があるらしいというコーヒー好きにはうれしいニュースだ。

研究チームは、国内10の地域に住む40~69歳の男女約10万人に、コーヒーを飲む頻度などの習慣を聞き、その後約20年に亘って経過をみたところ、157人が脳腫瘍を発症した。コーヒーを1日3杯以上、1~2杯、1杯未満と飲む頻度で3グループに分けて、年齢や喫煙歴などの影響を取り除いて調べたところ、1日3杯以上飲むグループは1杯未満のグループに比べて脳腫瘍の発症リスクが53%低いことがわかった。

コーヒーにはクロロゲン酸やトリゴネリンという成分が含まれるが、これらには抗酸化作用などの働きがあり、発症を抑えたのではないかという。一方、海外ではコーヒーを7杯以上と過剰に飲むと逆にリスクが高まるとの報告があり、研究チームは、予防効果が出やすい適量があるとみている。緑茶についても同様に調べたが、関連は見られなかったという。

同センターでは、脳腫瘍の症例そのものがあまり多くなく、科学的根拠として確立するにはさらなる研究成果の蓄積が必要と慎重な姿勢をとっている。

私のようなコーヒー好きには、とてもうれしいニュースでますますコーヒーの香りを楽しみたいと思う。こんな話を書いているとベトナムのベンタイン市場で買ったあの激安のベトナムコーヒー豆を買いに行きたくなってきた。

八咫烏

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