シニアでこそのデジタルライフ11~デジタルライフの落とし穴
このシリーズではこれまで、スマホ用の便利なアプリについて紹介してきたが、今回はちょっと違う話だ。世はまさにデジタル時代。上手に使いこなせば日々の暮らしに役立つ便利なものがたくさんある。ただひとつ忘れてはいけないことがある。それは、スマホもパソコンも”電気”があってこそのツールなのだ。バッテリーに電気の残量がなくなると途端にその機能は停止する。当たり前のことだがつい忘れがちになる。
部屋で使うパソコンの場合は、停電にでもならない限り、コードをつなげばすぐに使えるようになる。しかし、外出時に持ち運ぶことの多いスマホの場合はそうはいかない。直ぐに充電しないとたちまち使えなくなる。そこで、モバイル・バッテリー(携帯充電器)なるものの登場だ。スマホと一緒にひとつ携帯していれば取り敢えずのピンチは救われる。スマホの容量に合わせたものを選ぶとよい。
さて、タイトルで大げさに言うほど大したことのない話であるが、モバイルバッテリーも置き忘れた時はどうすればよいだろう。会社などで充電できる場合は問題ないが、めったやたらにどこかのお店で充電させえてもらうという訳にもいくまい。そんな時は、取り敢えず携帯電話販売会社のショップにいくとよい。大抵は、無料で充電できるコーナーがある。コードを繋いでカギをかけて置き後から取りに行けばよい。
また、最近では喫茶店の中に席にコンセントを備えてあるお店もあるようだ。無料でできることを確認して使わせてもらうとよい。過去に何度か経験のある人なら、自分がよく行く店などで充電ができるかどうか事前に(それこそ電気残量があるうちに)調べておくのがよいだろう。
最近地震なども多く発生しているが、停電になってしまったときはどうすればよいだろう。大きい災害の場合はそうもいかないが、最近は停電しても復旧までの時間はさほどかからない。停電になれば充電器への充電もできなくなるので回復を待つしかない。どうしても必要な場合は、手回しの発電機能を持った機器を使う方法がある。一部の手回しラジオにはスマホ用の充電ジャックがついているものもある。ひとうあるとまさかの時に助かる。
「転ばぬ先の杖」はどんな時代でも通用する。