笑説「ハイムのひろば」32~ボタニカル・アート展

前回は、ふとしたことから知った外部の人に初対面で寄稿をお願いしたにも拘らず、快く引き受けていただき実現した話を紹介した。今回は、一歩戻って、既にハイムのひろば活動に参加していた住人の一人に、に新たな協力をお願いして実現した話である。

高石尚美さんは、実はハイム美術館を立ち上げた当初の企画に参加して、植物画を提供してくれていた。その意味では、新しい出品者とは言えないのかも知れない。しかし、これまでにつくる会のメンバーの殆どがご本人と会ったことがなく、彼女の普段の活動の状況などを知っているものはいなかった。

美術館の活性化について次の一手を考えていた西野は、この人物とも一度会っていろいろな話をしてみたいと思っていた。何故ならば、彼女を少し知っているメンバーの中の長老・鏡孝一郎から、前回提供してくれた植物画はほんの一部であり、それ以外にたくさんの作品を持っておられるということを聞いたからである。

更に、偶然ではあったが、言わば自ら発掘し新規執筆者となってもらった小黄楊ゆりさんとは、植物画を通じて先生と生徒というつながりのある人物であることも後押しした。今回は、美術館への出展で窓口をしてくれた雛形雅子から連絡を取ってもらい、間もなく面談が実現することとなった。

美術館に素晴らしい作品を提供してくれている住民の方は大勢いるが、殆どが趣味で行なっている人たちのものである。仲には玄人はだしの素晴らしい出来栄えの作品もあるが、受け入れる側としてはプロ、アマチュアを問わず出典をお願いしている。ご近所さんの趣味などを見て楽しんでもらえればそれでよいと考えている。

今回の、高石尚美さんの植物画もプロの作品として特別視していたわけではない。しかし、改めてよく見て見るとやはりその出来栄えは素晴らしい。たくさんの作品を所有しているのなら、プロとしてできるだけ作品を出展してもらい、自らの作品のウェブ・アルバムと考えてもらえればいいのではと提案し実現に至った。

既に出展していただいていたものに追加作品を加え、合計82点の作品を展示できることになった。美術館で公開中である。https://museum.heimnohiroba.com/takada-risut-abc/

面談して分かったことは、渡米した時にホテルの壁に掛けられていた植物画を見て感動し帰国後学んだということ。学習の結果、才能と努力の甲斐あって教えるまでになったことは本当に素晴らしいことだと思う。聞けば、麻生・多摩植物画同好会を主宰し、地元、多摩川と語る会発行の「多摩川の草と友だちになろう」にも植物画を提供している。

一方、ホームページ「ハイムのひろば」について聞いたところ、ほとんど見ていなかったそうである。今回たまたま、お弟子さんである小黄楊ユリさんの投稿記事が掲載されることを知って見るようになったとのこであった。やはり、忙しい毎日を過ごしている人には、見てもらえていないことが確認できた。残念に思うと同時に、まだまだ努力不足を痛感した次第である。

(注)笑説「ハイムのひろば」では「高石尚美」となっているが本名は「高田直子」さんである。


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