新加坡回想録(22)BBQ
日本のマンション暮らしでは、休日に行くキャンプくらいでしか楽しめなかったBBQが、シンガポールでは、日常生活で楽しむことができました。日本人が住むフラット(マンション)には、大抵、プールがあり、プールサイドにはBBQピットが備わっていました。
仕事上の付き合いでも特別に親しくなった人とか、個人的な知り合いで現地を訪れるお客さんたちも、大抵の場合自宅に招待していましたが、このプールサイドでのBBQはとても喜ばれました。当地では、週末のこのような日頃の激務を癒せるシーンが一般的で、牛肉は、いつもオーストラリアから特別に取り寄せた上等肉でした。
実は、畜肉関係の某有名会社がシンガポール支店を開設する時にお世話をした関係で、同社がオーストラリアに所有する牧場から特別に調達する肉を(有料ですが)いつも分けていただいており、これが超美味!柔らかくてとても美味しく日本で食べる豪州肉とは全く違う味でした。
一般的に日本食は高価でしたが、これといって食べられないものは殆どなく、世界中の料理が食べられる環境でした。因みに、アメリカから輸入されるカリフォルニア米も美味しく、食に関してはいろいろと贅沢をさせていただきました。
(西 敏)