USBメモリ活用法⑤~パスワード管理

慣れないうちはそうでもないが、パソコンをいろいろと使いこなすようになると、便利なウェブサービスのIDとパスワードが増えてきます。きちんと整理している人は問題がないが、そうでない人が多いのが事実です。いろいろなウェブサービスのIDとパスワードをすべて覚えておくことは至難の業です。

自宅やオフィスでの使用ならまだしも出先のパソコンでログインしようとしてパスワードが間違って四苦八苦した経験をした人もいるでしょう。そんなとき、このソフト「KeePass Classic Password Safe Portable」を使えばUSBで持ち歩くことができて苦労はなくなる。

ポイントは、最初にマスターパスワードを設定することだ。それさえ覚えていれば、登録したすべてのIDとパスワードを利用できるようになる。初期状態では英語表示だが日本語表示に切り替えて使うことができる。ソフトを起動すると自動アップデートの画面が出てくるので「Enable」を選択。日本語表示にするには、「View」メニューで「Change Language」を選び、更に「Japanese」を選ぶ。表示された画面で「Yes」をクリック。

具体的には、まず、マスターパスワードを設定したら、利用しているウェブサービスのIDとパスワードをひとつづつ設定していく。すべて終わったら、データベースファイルをUSBメモリーに保存して準備完了となる。

実際に利用する時には。キーパス・クラシックを起動して、マスターパスワードを入力。すると、登録済みのアカウントが表示される。ウェブサービスのIDとパスワードは、それぞれ専用ボタンを使って一度クリップボードにコピーして、それをブラウザのログイン画面に貼り付ける要領で入力する。クリップボードにコピーしたデータは、10秒後に自動的に消えるため悪用される心配はまずない。

ここで取り上げるフリーソフトの紹介内容は、過去の経験と雑誌やネット上の情報にもとづくものであり、その機能や操作性を保証するものではありません。実際にお使いの場合はあくまでも自己責任でお願いします。

八咫烏

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です